振り分け線
【読み方:ふりわけせん、分類:二本足】
振り分け線は、前日の始値と当日の始値がほぼ同じ水準の価格になった陽線と陰線の組み合わせをいいます。
二本足の一つで、「陽線→陰線」と「陰線→陽線」の二つのパターンがあり、前日と当日の実体(長さ)が同じくらいものが有効とされ、ヒゲの有無は特に問いません(実体は、ある程度の値幅があること)。
一般に振り分け線は、出現頻度はそれほど高くありませんが、何らかの要因で当日の始値時点で前日の終値から値幅を大きく戻し、その勢いが当日中続いたことから、下落基調の「陽線→陰線」はもう一段の下落(売りサイン)を示し、上昇基調の「陰線→陽線」はもう一段の上昇(買いサイン)を示すとされます。
なお、振り分け線とは逆に、前日の終値と当日の終値がほぼ同じ水準の価格になった陽線と陰線の組み合わせを「出合い線」と言います。