差し込み線

【読み方：さしこみせん、分類：二本足】

差し込み線（差込線）は、二本足の一つで、大陰線の翌日に出た陽線が、前日の終値より安寄りし、前日の大陰線の実体内で終わる形状をいいます。

大陰線に下から陽線が差し込む形に由来する呼称で、具体的には、大陰線が出た翌日の陽線において、始値が前日の終値よりも安く、かつ、終値が前日の高値と安値の中間値を越えない場合が該当します。

一般に差し込み線は、前日の終値を上回ったものの、終値で前日の中間値を超えるほどの力強さがなかったことを表し、またチャートのどこに出るかによって意味合いが異なります。

◎上昇相場の途中で出た場合、利益確定などで一度下落に転じたものの、すぐに買い方が反撃に出た可能性が高い。

◎安値圏と思われる付近で出た場合、上昇へ転じる可能性を暗示すると考えることもできるが、実際は反発力に限りがあることから、戻り売りのポイントと捉えることが多い。