長期前払費用

読み方: ちょうきまえばらいひよう
分類: 勘定科目(B/S)

長期前払費用は、前払費用のうち、決算日(貸借対照表日)の翌日から起算して1年を超える期間を経て費用化されるものを管理するための勘定科目をいいます。これは、財務諸表の貸借対照表(B/S)において、「資産の部」の「固定資産」の「投資その他の資産」に計上されます。また、前払費用とは、一定の契約に従って継続して役務の提供を受ける場合に、未だに提供されていない役務に対して、当期に前もって支払った場合に使用する勘定科目をいいます。

一般に長期前払費用の具体例としては、長期契約の保険料を一括払いする場合や、2年以上の賃貸借契約を締結して地代・家賃を前払いする場合などが挙げられます。また、毎年の決算において、長期前払費用の中で、決算日の翌日から起算して1年以内に費用となるものは、「前払費用」の勘定科目に振り替えて計上することになります。

長期前払費用と前払費用の違い

長期前払費用と前払費用は、どちらも「前払費用」という点では同じですが、一方で「長期」か「短期」かということで異なっており、貸借対照表において、それぞれ計上される場所(区分)が違います。なお、「長期」か「短期」かというのは、基本的には一年以内かどうかで判断します。

●長期前払費用

決算日の翌日から1年を超えて費用化されるもので、「固定資産」に計上。

●前払費用

決算日の翌日から1年以内に費用化されるもので、「流動資産」に計上。

長期前払費用と繰延資産の違い

長期前払費用が未だに提供を受けていない役務に対する支出であるのに対して、繰延資産は既に提供を受けている役務に対する支出である点が異なっています。また、貸借対照表においては、どちらも「資産の部」に属しますが、長期前払費用が「固定資産」の「投資その他の資産」に計上されるのに対して、繰延資産は独立項目(繰延資産)として計上されます。