現先市場

読み方: げんさきしじょう
分類: マーケット|種類

現先市場は、オープン市場の一つで、現先取引が行われる市場(マーケット)をいいます。また、現先取引とは、一定の期間後に、一定の価格で買い戻すあるいは売り戻すことを予め取り決めた短期の資金取引のことをいい、その取引の収支尻は、「現先レート」と呼ばれる金利で計算されます。また、売り手から見た場合を「売り現先(買戻し条件付売買)」、買い手から見た場合を「買い現先(売戻し条件付売買)」と呼び、売り手にとっては短期の資金調達手段として、買い手にとっては短期の資金運用手段として利用されます。その対象については、債券CDCPなどがありますが、通常、日本で現先市場と言った場合は、「債券現先市場」を意味します。

一般にオープン市場は、インターバンク市場と共に、短期金融市場マネー・マーケット)を構成する市場で、金融機関だけでなく事業法人や地方公共団体なども参加しており、その種類には、国庫短期証券市場レポ市場、現先市場、CD市場CP市場などがあります。その中で、現先市場は歴史が一番古く、1970年代に国債の増発で市場が急拡大し、その後、各種の短期金融商品が導入されたことから市場規模は縮小しましたが、現在でも日本銀行の公開市場操作(オペレーション)の対象となっています。