過剰流動性相場

読み方: かじょうりゅうどうせいそうば
分類: 相場|状況

過剰流動性相場は、「金余り相場」とも呼ばれ、過剰流動性によって生まれた相場をいいます。また、過剰流動性とは、通貨(流動性)の量が、正常な経済活動に必要な適正水準を大きく上回り、過度の金融緩和状態にあることをいいます。通常、各国の通貨当局は、このような状態にならないように金融政策を通じて物価安定(資産価格の安定)を図りますが、景気が低迷(悪化)し、デフレに陥る恐れがある場合には、量的緩和や信用緩和などの金融緩和策を行うことがあります。

一般に金融緩和策により取引需要を大幅に上回って供給されたマネーは、投資投機を活発化させ、マーケットに流れ込んで資産価格を上昇させ、時にはバブルを引き起こすこともあります(過剰流動性相場の発生と過熱)。2008年のリーマンショック後の米国では、資産価格(株式等)を上昇させることでデフレを回避し、また資産効果により経済(消費)を活発化させることにある程度成功しましたが、その副作用として、国際商品相場を高騰させ、一時期、世界的なインフレを招いたとも言われます。なお、過剰流動性相場は、バブルが破裂したり、あるいは金融緩和策が終了すると共に、お金の流れが大きく変わり、終焉することになります。

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