インデックス運用
読み方: | いんでっくすうんよう |
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分類: | 運用手法 |
インデックス運用は、パッシブ運用の一つで、日経平均株価やTOPIXなどの市場の代表的なインデックス(指数)の動きに連動したパフォーマンス(投資収益)を目指す運用をいいます。また、ファンドの基準価額が対象ベンチマークの指数に連動するように運用する投資信託を「インデックスファンド」と言います。
※パッシブ運用:ベンチマークに連動する運用成果を目指す運用スタイル。
目次:コンテンツ構成
インデックス運用の特色
インデックス運用は、対象となる指数と同じ値動きを目指すため、長期的には、市場平均とほぼ同じ投資成果を期待できます。
また、ファンドマネジャーが独自に銘柄を選択して運用する「アクティブ運用」と比べて、企業分析や情報収集、銘柄入替などにかかるコストが少ないため、本運用のファンドでは信託報酬などのコストが抑えられるのも一つの特色となっています。
なお、マーケットにおいて、指数の値動きとの乖離を防ぐために売買は引け際が多く、さらに思惑買いが広がるのを避けるために取引時間外に売買するケースもあります。
インデックス運用の手法
インデックス運用にあたっては、完全法や層化抽出法、最適化法などの手法があります。
|完全法|
指数を構成する銘柄を一定の条件で組み入れ、指数の構成通りに買い付ける手法。
|層化抽出法|
銘柄を業種毎に区分して類似した構成にする手法。
|最適化法|
マルチファクターモデルなど高度なクオンツ的手法によって設定した条件下で最適ポートフォリオを作る手法。