システム運用
読み方: | しすてむうんよう |
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分類: | 運用手法 |
システム運用は、コンピュータ・システムにより自動的(機械的)に行う運用手法をいいます。これは、投資信託においては、ファンドの信託財産の運用にあたって、予め定められたルールにしたがって、自動的に売買が行われるものを指します。
一般にシステム運用の基になるルール(運用モデル)は、ファンドマネージャーが長年の運用経験から習得したノウハウや高度な投資理論などがベースとなって開発され、それをコンピュータにプログラムし、日々のポートフォリオの構築を行っています。
また、高度な数学的テクニックを駆使し、マーケット(株式、債券、為替、金利、コモディティ)や経済情勢などのデータをコンピュータで分析して作られた数理モデルに従って運用する「クオンツ運用」もシステム運用の一つです。
<システム運用の具体例>
・TAA運用:投信会社が独自に開発した戦術的資産配分モデル
・インデックス運用:特定の株価指数に連動するポートフォリオ
・クオンツ運用:コンピュータで分析して作られた数理モデル