シティ世界国債インデックス

シティ世界国債インデックスは、その昔、Citigroup Index LLCが算出・公表していた、現地通貨建ての投資適格固定利付ソブリン債のパフォーマンスを測定する指数をいいます。

世界的に知られた債券インデックスの一つで、2017年にシティグループの債券分析およびインデックス事業がロンドン証券取引所グループへ売却されたことに伴い、現在は、FTSE Fixed Income LLC（Citigroup Index LLCを改称）が算出・公表を行い、その名称は「FTSE世界国債インデックス」に変更されました。

シティ世界国債インデックスの概要

シティ世界国債インデックス（FTSE世界国債インデックス）は、1984年12月31日を100とする世界主要国のソブリン債の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したもので、20カ国以上のソブリン債をカバーし、多様な通貨で構成されている（名称変更後も算出方法に変更はなく、指数の連続性は維持）。

シティ世界国債インデックスの利用

シティ世界国債インデックス（FTSE世界国債インデックス）は、世界のソブリン債市場（債券の国際分散投資）のベンチマークとして、内外の機関投資家の間で広く利用されている。

また、日本においては、「日本を除く世界国債インデックス」が公的年金や企業年金、投資信託などのベンチマークとして広く利用されているほか、個人投資家に人気が高い「グローバル・ソブリン・オープン」については、「円ベース、日本を含む」がベンチマークとして利用されている。