総量規制
読み方: | そうりょうきせい |
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分類: | 規制 |
総量規制は、貸金業や広告放送、環境対策などで使われる用語で、行政が政策的にある対象の総量に対して制限を設けることをいいます。これは、貸金業法では、「借りすぎや貸しすぎの防止策」のことをいいます。
一般に総量規制は、ローンにおいては、借り過ぎや貸し過ぎを防ぐために設けられた規制で、具体的には、借入の際に「年収を証明する書類」が必要となり、また貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新規の借入ができなくなっています。
例えば、年収が300万円の人では、貸金業者から100万円までしか借りられないということになります(銀行からの借入や法人名義での借入は対象外)。
※貸金業法:消費者金融などの貸金業者や、貸金業者からの借入について定めている法律。社会的に問題となった「多重債務問題」を解決するために、2006年に従来の法律(貸金業規制法)が抜本的に改正されて制定、2010年に全面施行。