容積率
読み方: | ようせきりつ |
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分類: | 建築 |
容積率は、建築基準法において、「建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合」と定義され、建築物(建物)の延べ面積を敷地面積で割った値をいいます。
その敷地に対して、どれくらいの規模(床面積)の建物が建てられるのかという割合を意味し、この率が高ければ高いほど大きくて広い建物が建築可能です。
容積率(%)=(延べ面積÷敷地面積)×100
通常、住居系の用途地域では容積率が低く、一方で商業系の用途地域では容積率が高くなっています。例えば、容積率が200%の地域で、敷地面積が200平米の場合は、最大400平米の延べ床面積(1階:140平米、2階:130平米、3階:130平米のような)の建物を建てることができます。
一般に容積率には、都市計画に合わせて指定されるものである「指定容積率」と、建築基準法独自のものである「基準容積率」の二つがあり、実際に適用される容積率は、これらの内のいずれか小さい方となります。
◎指定容積率の違う複数の地域にまたがって建物を建築する場合は、加重平均によって容積率が計算される。
◎第1種低層住居専用地域や第2種低層住居専用地域の建築物の高さについては、斜線制限や日陰規制などもある。
◎前面道路の幅が狭い場合などには、指定された容積率を使い切れないこともある。