一筆

一筆は、不動産用語では、土地の所有権等を公示するために、人為的に分けた区画をいいます。これは、土地登記簿上で一個の土地とされるもので、通常、一筆の土地を分筆で複数にすると各々が一筆の土地となり、また数筆の土地を合筆で一つにまとめると一筆の土地となります。

一般に土地登記簿において、一個の土地を指す単位を「筆（ひつ）」と言い、登記所では一筆毎に登記が行われ、地番が付けられて、日常的な土地取引の単位にもなっています。また、土地登記簿では、一筆毎に一用紙を備えることが決められており、これを「一筆一用紙主義」と言います。

ちなみに、本用語（一筆）は、上記以外に、一本の筆、 墨継ぎをせずに一気に書くこと、簡単な手紙や文章を書くこと（その書状）、同じ筆跡といった意味があります。