三尊型
【読み方:さんぞんがた、分類:チャート】
三尊型は、チャートパターンの一つで、3つの山を形成する典型的な天井の形をいいます。
日本で仏像が3体並んでいるように見えることに由来した呼び名で、具体的には、チャート内で高値を形成している部分が3カ所あり、その中で真ん中が最も高く、その間の2カ所に安値がある形状となっており、テクニカル分析において、高値を付けて下落に転じるポイントを示すとされています。
また、欧米では、人の頭と両肩に見立てて「ヘッド・アンド・ショルダーズ」とも呼ばれます。
一般に三尊型では、高値・安値・最高値・安値・高値というように、この形を形成する途中で2回の安値がありますが、この安値を結んだ線をネックラインと言い、このラインを割り込むと下げに転じたと判断されます。
なお、下げ相場の安値圏でできる、本パターンとは逆の形を「逆三尊(ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム)」と言います。