覆面介入
読み方: | ふくめんかいにゅう |
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分類: | 為替介入 |
覆面介入は、外国為替市場で通貨当局が為替介入を行う際に、介入を行っていることを公表せずに秘密裏に行うことをいいます。これは、正式な用語ではなく、市場関係者が一般的に使用しているスラング(隠語)で、「隠密介入」と言うこともあります。
1990年代半ばから、日本において、為替介入(外国為替平衡操作)は、日本銀行が介入後、すぐにマーケットに介入の事実を認める形で公表していましたが、2003年の円高時に大規模かつ断続的な覆面介入を行った際には、国内外から大きな批判を浴びることになりました。
なお、実際の為替介入の規模や金額は、財務省が発表する毎月月末または四半期毎の日ベースの「外国為替平衡操作の実施状況」から知ることができます。