コア資本
読み方: | こあしほん |
---|---|
分類: | 金融規制 |
コア資本は、日本の銀行において、2014年3月期から適用となった、国内基準行の自己資本比率で定義された概念(分子項目)です。
金融庁が導入した日本独自のもので、損失吸収力の高い普通株式と内部留保を中心にしつつ、強制転換型優先株式や協同組織金融機関発行優先出資、一般貸倒引当金(信用リスクアセットの1.25%が算入上限)などを加えたものとなっています。
また、バーゼル銀行監督委員会のバーゼル3(国際統一基準)と同様、無形資産や繰延税金資産、他の金融機関の資本保有等はコア資本から控除し、その他有価証券の評価差額金については、コア資本の額に算入しません。
<国内基準行の自己資本比率(4%以上)>
自己資本比率=(コア資本÷リスクアセット)×100