ロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)
よみかた: | ろんどんこくさいきんゆうさきものとりひきじょ |
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英語: | London International Financial Futures and Options Exchange |
分類: | 取引所(英国) |
LIFFEは、"London International Financial Futures and Options Exchange"の略で、日本語では「ロンドン国際金融先物取引所」と呼ばれていました。その昔、イギリス(英国)のロンドンにあった国際金融商品の先物取引所で、現在は、ICE Futures Europeに統合されています。
開設時の取扱商品は、短期金利や長期国債、株価指数、通貨、コモディティ、気象などの派生商品(先物・オプション他)で、日本関連では、日本国債先物(円債先物)とユーロ円金利先物が有名でした。
目次:コンテンツ構成
20世紀のLIFFEについて
LIFFEは、1982年に米国のCMEやCBOTを参考として、為替や金利などのリスクをヘッジする手段の金融市場を提供するために、イギリスのロンドンに創設されました。
1992年に「ロンドン・オプション市場(London Traded Options Market)」と合併し、さらに1996年に「ロンドン商品取引所(London Commodity Exchange)」と合併し、業容を拡大しました。
1998年に「LIFFE CONNECT」を始める前は、取引フロアにおいて、主にオープン・アウトクライ(Open Outcry)で取引されていましたが、2000年11月に電子取引システムである「LIFFE CONNECT」へ完全移行しました。
なお、LIFFEの運営にあたっては、イングランド銀行の監督のもと、自主的に定められた取引所規制に基づいて行われていました。
21世紀のLIFFEについて
21世紀に入り、LIFFEは、2001年にユーロネクスト(Euronext)によって買収され、Euronextのデリバティブ部門がLIFFEに統合されたことで、その業容を一気に拡大し、世界でも有数のデリバティブ取引所となりました。
その後、LIFFEを買収したEuronextは、2007年にニューヨーク証券取引所を運営するNYSE Groupと合併したため、LIFFEの運営会社は「NYSE Euronext」となり、その名称は「NYSE Liffe」に変更されました。
そして、2013年にNYSE Euronextが、インターコンチネンタル取引所(ICE)に買収され、最終的にNYSE Liffeは、ICE傘下の「ICE Futures Europe」に統合されました。