パッシブ戦略

パッシブ戦略は、投資信託や年金などのファンドにおいて、アクティブコストを支払っても超過リターンは得られないという考え方に基づき、市場平均と同程度の運用成績を目指す、保守的な運用戦略をいいます。

その呼称は、市場平均を上回ることを目指して、個別証券などの割高・割安等を運用者が判断するアクティブ戦略に対して、運用者の判断を交えず、インデックスに追随することを目指す、「受動的な（パッシブな）運用」であることに由来します。

一般にパッシブ戦略の代表的なファンドには、日経平均株価やTOPIX、JPX日経インデックス400、S&P500など、特定のインデックス（指標）の動きと連動した投資収益の達成を目指す「インデックスファンド」や「ETF（上場投資信託）」などがあります。