クレジットカードの便利な機能

クレジットカードの本来の機能は「後払い」機能ですが、この他にも、様々な機能があります。

具体的には、キャッシュレスの決済機能、金融(キャッシング)機能、ID機能、国際為替機能、記録機能、安心・安全機能、リスクヘッジ機能(カード保険)、会員制機能、情報機能、システム対応機能(ATM、インターネット通販等に対応)などが挙げられます。

ここでは、クレジットカードの機能の内、特にカード会員にとって便利だと思われるものをいくつかご紹介します。

目次:コンテンツ構成

クレジットカードのクレジット機能

クレジット機能とは、クレジットカードの本質的な機能で、利用代金の後払いができるというものです。また、利用してから口座引落しまでの期間を「ユーザンス(支払猶予)期間」と呼んでいます。

通常、日本では、カードの利用代金は金融機関の口座からの自動引落しになっていますが、欧米では、請求書に基づいて小切手を送付して支払います。

クレジットカードの決済機能

クレジットカードの決済機能(キャッシュレス機能)とは、現金の代わりに利用代金の支払い(決済)を行なう機能です。

通常、加盟店でカードを提示し、機械での事務処理の後、本人であることを証明するために伝票にサインをしますが、一方でネットショップ、百貨店・スーパー等の食品売り場、コンビニ、高速道路など、代金決済のスピードが要求され、かつ換金制の低い商品・サービスを利用する場合は、「サインレスシステム」を導入しているところも多いです(サインの代わりに暗証番号を入力するシステムも多い)。

◎クレジットカードは、海外でもそのまま使え、また自動的にレート換算されるので、キャッシュレスの「国際通貨」機能もあるということになる。

◎昨今では、従来のカード決済以外に、電子マネーと連動(連携)した、キャッシュレス決済も増えている。

クレジットカードの安心・安全機能

クレジットカードの一番のメリットは、多額の現金の持ち歩きが不要だということではないでしょうか? 特に治安の悪い国や地域では、現金の持ち歩きは非常に危険です。

・カード一枚で様々なところで支払いができる
・カード一枚で多額の支払いができる
・不正使用に対するプロテクションがある

クレジットカードのキャッシング機能

キャッシングサービスとは、クレジットカードの主要機能の一つで、カードでお金を借りることができる(小口の即時融資が受けられる)ものです。これは、利用限度額が数十万円が一般的で、大抵は提携銀行のATMやCDを利用してお金を借ります。また、返済については、「翌月一括払い」が一般的です。

なお、カード会社では、「カードローン」も用意しており、これはクレジットカードのキャッシングサービスとは別に、カード会社が提供するる融資制度(ローン商品)で、キャッシングよりも大きな資金が借りられます(カードローンを希望する顧客に対して、個別に審査をした上で利用枠を設定し、専用のカードが発行される)。

クレジットカードのID機能

IDとは、"Identification"の略で、「身分証明」のことをいいます。これは、クレジットカードの場合、支払いが可能な人物であることの証明になるため、海外の有名ホテルに泊まったり、レンタカーを借りたりする際には必須となります。

なお、パスポートにもID機能はありますが、これは「本人である」ことを証明する(発行した国が保障する)もので、「支払いができる」ということとは無関係です。

クレジットカードのサービス付加機能

クレジットカードのサービス付加機能には、割引や優待、ポイント、各種保険(旅行傷害保険・動産総合保険他)、空港ラウンジサービスなど様々なものがあり、カードの種類によって結構異なります(ゴールドカードやプラチナカードなど、グレードが高いカードほど充実)。

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