不動産担保ローン
不動産担保ローンは、個人や法人を対象にした、不動産を担保にまとまった資金を借りられるローンをいいます。これは、資金使途が自由で、担保となる不動産によって融資額は数百万円から数億円まで対応し、また金利は無担保ローンより低めになっています。
一般に不動産担保ローンは、不動産担保ローン専門会社や銀行などから借りることができますが、その借入条件は取扱会社によって結構異なっています。
目次:コンテンツ構成
不動産担保ローンの担保物件
不動産担保ローンの担保となる不動産(物件)については、自己または所有者の同意が得られた土地や建物などが対象(マンションの部屋も可能)で、通常、その評価額の7割程度が融資額の上限になっていることが多いです。
ただし、老朽化した建物の場合、土地の評価額から建物の取り壊し費用を差し引かれるケースもあります。
不動産担保ローンで担保価値が目減りした場合
不動産価格は、景気動向や経済情勢などを反映して上下しますが、不動産価格が下落するなどして担保価値が目減りした場合、ローンを延滞せずにきちんと返済を続けていれば、通常は追加の担保を求められることはありません。
ただし、法人向けでは、月々の返済の増額など条件面の見直しを求められるケースも時としてあるようです。
不動産担保ローンで一番注意すべきこと
不動産担保ローンは、土地や建物などの不動産を担保にまとまった資金が借りられる一方で、万が一、返済に行き詰ったら(延滞したら)、担保となっている不動産を競売などで処分(売却)することが必要になることもあります。
そのような事態に陥らないようにするためにも、事前にしっかりとした返済計画を立てることが重要になります。
不動産担保ローンの基本事項
不動産担保ローンは、不動産(土地・建物)を担保にまとまった資金を借りる際に利用できます。
取扱機関 | 不動産担保ローン専門会社、銀行など |
---|---|
対象リスク | 中長期にわたる返済 |
対象者 | 不動産を持つ個人や法人 |
資金使途 | 自由 |
融資金額 | 数百万~数億円(取扱会社により異なる) |
金利 | 変動金利、固定金利 |
返済方法 | 元利均等返済、元金一括返済、元金自由返済など |
担保 | 土地や建物などの不動産 |