介護保険

生命保険会社の介護保険は、被保険者が寝たきりや認知症など、契約で定める所定の要介護状態になり、その期間が一定期間継続した場合に、介護年金や一時金などを受け取れる保険商品をいいます。これは、一時金+年金+その他特約といった商品構成になっており、保険会社毎に、中・軽度の寝たきり状態からカバーできるようにしたもの、公的介護保険制度に連動しているものなど様々なタイプが用意されています。

一般に公的介護保険給付が、要介護認定を受けた利用者が1割もしくは2割の利用料を支払うことで介護サービスそのものが給付される「現物給付」なのに対して、保険会社の介護保険は「現金給付」となっています。そのため、公的介護保険の自己負担分や、公的介護保険で対象とならない介護サービスの費用などを負担する際に、保険会社の介護保険は一つの対応策になると思います。

生命保険会社の介護保険の契約方法

介護保険の契約方法は、大きく分けて「主契約」として契約する方法と、「特約」として他の主契約に付加する方法の2つがあります。また、介護保障を準備する他の方法として、死亡保障や老後保障を主な目的とした終身保険や個人年金保険などの保障内容を、一定の時期に介護保障に移行(変更)できる取り扱いもあります。

・主契約として介護保障を主な目的とする「介護保険」を契約する
・終身保険や個人年金保険などに「介護保障特約」を付加して契約する
・終身保険や個人年金保険などを契約し、保険料払込終了後や年金受取開始日に介護保障に移行する

生命保険会社の介護保険の給付方法

介護保険は、通常、要介護状態になった場合の給付方法として、契約時に以下の3つの方法から選択できるようになっています。(保険会社によっては、取り扱っていないタイプもあり)

・一時金タイプ:介護一時金としてまとまった金額を受け取る
・年金タイプ:介護年金として定期的に受け取る
・一時金&年金併用タイプ:一時金で受け取り、その後年金として受け取る

生命保険会社の介護保険の支払要件

介護保険は、被保険者が保険契約に定める所定の「要介護状態」になり、その状態が「一定期間継続した」と「医師により診断確定された」場合に、一時金や年金が支払われます。なお、この要介護状態とは、公的介護保険の要介護状態とは認定基準が異なりますのでご注意ください。

・要介護状態:所定の寝たきりまたは認知症の状態
・一定期間継続:180日継続としている会社が一般的(これ以外もあり)

生命保険会社の介護保険の保障期間と年金受取期間

介護保険の保障期間と年金受取期間には、いくつかのタイプがあり、その組み合わせは様々ですが、以下に基本的なタイプをまとめてみました。

●介護保険の保障期間について

一時金や年金を受け取ることができる保障期間には、「有期」と「終身」の2つのタイプがあります。

・有期:一定期間または一定年齢までとするタイプ
・終身:保障期間は一生涯続くというタイプ

●介護保険の年金受取期間について

年金受取期間には、「有期」と「終身」の2つのタイプがあります。

・有期:一定期間とするタイプと保険期間満了までとするタイプ
・終身:所定の要介護状態が継続している限り、年金を受け取れるタイプ

生命保険会社の介護保険の基本事項

生命保険会社の介護保険は、公的介護保険で不足する部分をカバーする場合などに活用します。

取扱機関 生命保険会社、保険代理店、銀行など
カバーリスク 公的介護保険制度でカバーできない費用
保険期間 定期、終身など
加入年齢 商品による
保険金 ・介護年金
・介護一時金
・死亡給付金
・健康祝金 他
貯蓄性 有り
備考 ・各種特約が付けられる
・契約する保険会社の要介護基準に注意
・介護相談サービスを受けられるところもある