貯蓄預金

貯蓄預金は、普通預金より収益性(金利)が高く、定期預金より換金性が高い、普通預金と定期預金の中間に位置する預金をいいます。これは、大きく分けて、預入れ残高に応じて金利が高くなる「金額階層別金利型」と、預入れ残高が一定額以上ある場合に高い金利が付く「金額別金利型」の2つがあります。現在、前者の金額階層別金利型の商品が主流で、その仕組みは金融機関によってそれぞれ異なります。

一般に貯蓄預金は、普通預金と同様、キャッシュカードが発行されて、いつでも出し入れが自由で、また振込口座にも指定できますが、公共料金・クレジット代金等の自動支払いや、給与・年金・配当金等の自動受取りの口座としては利用できません。なお、一部の金融機関では、基準残高を下回った場合に普通預金よりも低い金利を適用したり、月毎に無料で払戻せる(出金できる)回数に制限を設けたりしているところもあります。

貯蓄預金の金利(利率)

貯蓄預金の金利は、「金額階層別金利」と「金額別金利」の2つのタイプがあり、現在は、金額階層別金利が主流となっています。

●金額階層別金利

金額階層別(3段階~7段階など)に適用金利を設定し、預金残高が多いほど高い金利が適用となります。

●金額別金利

10万円型や30万円型などのタイプを選択でき、適用金利は残高によらず一定です。

貯蓄預金のスイングサービス

貯蓄預金には、普通預金との間で一定期間毎(指定日)に自動的に資金を移動させることができる「スイングサービス(スウィングサービス)」をセット(契約)することができます。これには、下記の2つがあり、その仕組みは金融機関によってそれぞれ異なります。

●順スイング:普通預金 → 貯蓄預金

普通預金で受け取った給料年金などの資金を、より有利に殖やす際に便利です。

・定額の場合:指定金額を振り替え(シフト)
・不定額の場合:普通預金の指定残高を超えた分を本預金へシフト

●逆スイング:貯蓄預金 → 普通預金

公共料金の支払い、クレジットカード代金の支払い、住宅ローン返済などの際に指定すると、残高不足にならず安心かつ便利です。

・定額の場合:指定金額を振り替え(シフト)
・不定額の場合:普通預金の指定残高を下回ると普通預金へシフト

なお、スイングサービスを利用する場合、金融機関によっては、スイングの度に手数料を徴収するところもあるのでご注意ください。

貯蓄預金の基本事項

貯蓄預金は、お金の出し入れの利便性と共に、普通預金より有利に運用したい場合に活用します。

取扱機関 銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など
リターン 利息
リスク 信用リスク(金融機関の倒産)
関連マーケット 短期金融市場(1年以内の金利)
預入金額 1円以上1円単位
預入期間 無制限、いつでも出し入れ自由
金利種類 変動金利
利息計算 日割計算
利払い 毎月・半年毎(金融機関による)
類似商品 通常貯蓄貯金(ゆうちょ銀行)
税金 源泉分離課税
保護制度 預金保険制度の対象
備考 個人のみ利用可能