手形市場
読み方: | てがたしじょう |
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分類: | インターバンク市場 |
手形市場は、インターバンク市場の一つで、手形を媒介に金融機関が相互に短期の資金を融通し合う貸借取引のマーケット(市場)をいいます。
有担保コールのディーリングと同様、短資会社が一方の当事者として手形の売買が行われるもので、また手形の売買方式には「原手形方式」と「表紙(為替手形)方式」の二つがありますが、「表紙(為替手形)方式」がほとんどとなっています。
※最低取引金額は原則1000万円とし、取引単位は100万円刻み。通常、取引金額は10億円以上。
現在、日本の手形市場で取引される手形は、相手方が日本銀行となる「オペ」に使われるものがほとんどで、金融機関が相手方となる「プロパー手形売買取引」はほとんど残高がない状況となっています。ただし、市場参加者同士で合意すれば、今でも取引は可能です。