国庫短期証券市場(TDB市場)
読み方: | こっこたんきしょうけんしじょう |
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分類: | オープン市場 |
国庫短期証券市場は、「TDB市場」とも呼ばれ、国庫短期証券(TDB)が売買される市場をいいます。これは、短期の資金取引を行う場であるオープン市場の一つで、毎営業日、その指標として、短資協会が現先のTDB気配レート(翌日、1週間、1カ月)を公表しています。また、その他に、日本相互証券がTDBの利回り(3カ月、6カ月、1年)を公表しています。
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国庫短期証券の概要
国庫短期証券(TDB)とは、日本政府が2009年2月から発行を開始した、発行時に割引されて発行される、償還期限が1年以内の割引債(短期国債)をいいます。
財務省が償還期限が1年以内の短期国債について、それ以前に発行していた政府短期証券(FB)と割引短期国債(TB)の二つを統合したもので、償還期間は2カ月・3カ月・6カ月・1年の四種類があります。
国庫短期証券市場の位置づけ
オープン市場は、インターバンク市場と共に、短期金融市場(マネー・マーケット)を構成する市場で、金融機関だけでなく事業法人や公的機関なども参加しており、その種類には、CD市場やCP市場、国庫短期証券市場(TDB市場)、現先市場、レポ市場などがあります。
現在、TDB市場は、日本の短期金融市場の中で、その規模(最大の残高)から中核的な存在となっており、また日本銀行の公開市場操作(オペレーション)の対象にもなっています。