貯蓄型商品のタイプは?

貯蓄型商品は、お金を安全かつ確実に貯める金融商品で、基本的なタイプとして、固定金利型商品と変動金利型商品、単利型商品と複利型商品、利払い型商品と満期一括受取型商品に分類することができます。また、対象となる商品には様々なものがあり、実際に預け入れる時には、各々の違いをよく理解して活用することが大切です。

ここでは、貯蓄型商品のタイプについて、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

貯蓄型商品:金利による分類

貯蓄型商品は、「固定金利型商品」と「変動金利型商品」に分類することができます。

|固定金利型商品について

固定金利型商品は、預入時の金利が満期まで変わらない(利回りが確定する)商品です。通常、高金利局面で預けると、金利低下局面で効果を発揮します。

・スーパー定期、期日指定定期、積立定期
・定期貯金、定額貯金
・定期積金
・個人向け国債(固定3年、固定5年)、国債、地方債

|変動金利型商品について

変動金利型商品は、市場金利に連動して、預入期間中にも金利(適用利率)が見直される(変動する)商品です。通常、低金利局面から金利上昇局面にかけて効果を発揮します。

・変動金利定期
・個人向け国債(変動10年)
・MMF、中国ファンド、公社債投信---実績分配

貯蓄型商品:利息の運用方法による分類

貯蓄型商品は、利息の運用方法により、「単利型商品」と「複利型商品」に分類することができます。

|単利型商品について

単利型商品は、預入期間中に発生する利息を元本に繰り入れないで運用する商品です。

・スーパー定期(3年未満)、変動金利定期(3年未満)
・定期貯金(3年未満)
・個人向け国債、国債、地方債

|複利型商品について

複利型商品は、預入期間中に発生する利息を自動的に元本に組み入れ、これを新しい元本として利息が計算される利息再投資型の商品です。

・1カ月複利:貯蓄預金、MMF、中国ファンド 他
・半年複利:定額貯金、スーパー定期(3年以上)他
・1年複利:期日指定定期、公社債投信 他

貯蓄型商品:利息の受取方法による分類

貯蓄型商品は、利息の受取方法により、「利払い型商品」と「満期一括受取型商品」に分類することができます。

|利払い型商品について

利払い型商品は、預入期間中に定期的に利息が支払われる商品です。

・個人向け国債、国債、地方債 他

|満期一括受取型商品について

満期一括受取型商品は、利息が満期時または解約時に元本と一緒に支払われる商品です。

・スーパー定期(2年未満、3年以上)
・定額貯金、定期貯金 他

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