貯蓄と投資の違いは?

これからの時代、誰もがより良い生活をする上で、自己責任と自助努力が益々求められます。これに関しては、資産運用でも同様であり、今後、個人間の資産格差が一段と開くと予想されます。

一般に資産運用と言った場合、大きく分けて「貯蓄」と「投資」の2つの手法があります。どちらを重視するかは、その人の年齢や収入、家族構成、ライフプラン、資産状況、リスク許容度などによって変わってきます。

ここでは、「貯蓄」と「投資」の概要、および「資産運用」の基本事項について簡単にまとめてみました。

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貯蓄について

貯蓄は、日常的には、金銭(財貨)を蓄えることをいいます。

簡単に言えば、お金を貯めることであり、その手段としては、普通預金や貯蓄預金、定期預金、積立定期、個人向け国債、公社債投資信託、貯蓄型保険(生保・損保)、財形預金、財形保険などが挙げられます。また、経済学的には、所得のうち、消費されないで残った部分をいいます。

一般に貯蓄は、将来のライフイベント(結婚・教育・旅行・起業・老後等)や日々の金銭的備え(様々支出の原資)などのために行うものであり、資産運用においては、安全・確実に貯めることが基本となります。

投資について

投資は、国語辞書では、「利益を得る目的で、事業や不動産、証券などに資金を投下すること(転じて、将来を見込んで金銭や力を投入すること)。経済学で、一定期間における実物資本の増加分」と記されています。また、個人においては、金融商品や不動産などを活用して、積極的に資産を殖やすことを意味します。

一般に投資は、資産運用において、投機ほどではありませんが、リスクは常に存在し、リスクは投資対象によって異なります。また、投資がうまくいった時は、リスクに見合ったリターンがあり、その収益性は預貯金や国債などの安全性資産での運用と比べて遥かに大きく、そこが投資の大きな魅力となっています。

貯蓄と投資の違いについて

「貯蓄」と「投資」は、どちらも資産運用の手法であり、各々の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

◎貯蓄は、金銭を蓄えることをいうのに対して、投資は、利益を得る目的で、事業や不動産、証券などに資金を投下することをいう。

◎貯蓄は安全・確実に貯めることを主体としたものなのに対して、投資はリスクをある程度取って殖やすことを主体としたものである。

資産運用の基本事項について

資産運用の基本事項には様々なものがありますが、以下では、「資産運用のポイント」と「金融資産のポートフォリオ運用」について、簡単にまとめてみました。

資産運用のポイント

資産運用を行う際には「貯蓄」と「投資」の2つの手法があり、以下のようなポイントが挙げられます。

・目的の明確化
-結婚、住宅、教育、起業・独立、老後・・・
・達成時期と目標金額の設定
-30歳、40歳、50歳、60歳など達成時期を設定
-どれくらいの金融資産を形成するかを設定
・運用手法の検討
-貯蓄:リスクをとらず、確実にお金を貯める
-投資:リスクをある程度とり、積極的にお金を殖やす

金融資産のポートフォリオ運用

金融資産のポートフォリオ運用では、ライフプランや資産状況などに応じて資金を分割し、適切な金融商品を選択することにより、効率的に資金を運用することが大切です。

・流動性資金
-日常生活資金など、いつでも換金可能
-普通預金、貯蓄預金、通常貯金、MRF、MMF・・・
・安全性資金
-使用予定資金、確実に貯め・殖やす
-定期預金、個人向け国債、公社債投信、貯蓄型保険、財形・・・
・収益性資金
-余裕資金、リスクを取り積極的に殖やす
-株式、投信、社債、外貨預金、ETF、REIT、FX、CFD、金・・・