貯蓄型商品のチェックポイントは?
資産運用において、預貯金や国債などの貯蓄型商品の特色をよく理解していますか? もし理解していないと、思わぬところで、無駄な預け方になってしまう可能性があります。それゆえ、効果的な貯蓄をするには、各商品の特色をよく理解し、適切な商品を選択することが大切です。
ここでは、貯蓄型商品のチェックポイントについて、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
最低預入金額と預入単位は?
貯蓄型商品では、運用の際に、最低預入金額と預入単位に注意しましょう。
・預け入れの最低金額はいくらか?
・預け入れの単位金額はいくらか?
満期(期間)は?
貯蓄型商品では、運用の際に、満期(期間)に注意しましょう。
・預け入れの期間はどれくらいか?
-短期(1年以内)、中期(1-5年)、長期(5-10年)
預入後の換金性は?
貯蓄型商品では、運用の際に、預入後の換金性に注意しましょう。
・いつでもペナルティなしで換金できるか?
・いつでも換金できるがペナルティありか?
・一定期間据置後、ペナルティなしで換金できるか?
・一定期間換金できず、かつペナルティありか?
・全期間原則、換金できないか?
※ペナルティ:中途解約利率の適用、解約手数料の発生
金利の種類は?
貯蓄型商品では、運用の際に、金利の種類に注意しましょう。
・金利は、固定金利か、変動金利か?
|固定金利|
当初の金利(利率)が適用期間中ずっと続くもの。
|変動金利|
金利情勢によって、定期的に適用利率が変動するもの。
利息の付き方は?
貯蓄型商品では、運用の際に、利息の付き方に注意しましょう。
・単利か、複利か?
・利払いがあるか、それとも満期時一括受取か?
|単利|
当初の元本に対してのみ、利息が計算されるもの。
|複利|
一定期間毎に利息を元本に組み入れ、その元本に対して利息が計算されるもの。
税金の取り扱いは?
貯蓄型商品では、運用の際に、源泉課税の時期に注意しましょう。
・源泉課税はいつ徴収されるのか?
※源泉課税:一定の所得や収益に対して、それが支払われる度に、支払い場所で個別に課税する方法。また、他の所得に関係なく一律で源泉徴収され、課税関係が終了する制度を「源泉分離課税」という。