お金を貯めるには?-積立貯蓄の勧め!
日常生活の中で、私たちは、将来に備えてお金を貯めます。その目的として、結婚や住宅、教育、起業・独立、老後、レジャーなど様々なものがありますが、いざ貯めようと思っても、なかなか貯まらないという方も多いのではないでしょうか?
一見、お金を貯めることは簡単なように思えますが、実際は中々難しいものです。そのため、お金を貯めるには、ある程度の「計画性」と「根気」が必要となります。ここでは、お金を貯める最も基本的な方法である「積立貯蓄」について、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
積立貯蓄とは何か?
積立貯蓄とは、毎月少しずつ、お金を積み立てるというものです。これについては、「継続は力なり!」という言葉があるように、毎月少しずつ、しっかりとお金を積み立てることが、結局のところ、お金を貯める一番の近道と言えます。
・自動引き落しや給与天引きで毎月確実に貯める
・あまり無理のない金額で始める
・積立目的や積立期間、積立金額を明確にする
・適切な金融商品で運用する
・税制優遇等のある公的制度をうまく活用する
積立貯蓄の金融商品の種類は?
現在、積立貯蓄に適した金融商品には様々なものがあり、以下は、その代表的なものです。
貯蓄型積立について
|積立定期(積立貯金)|
毎月一定額を普通預金(普通貯金)から振り替えることにより積み立てし、まとまった資金を計画的に貯めることを目的とした定期預金(定期貯金)。
|定期積金|
定期的に掛金を払い込み、満期日にまとまった給付契約金を受け取れる積立型の商品。
保険型積立について
|学資保険(こども保険)|
子どもの教育資金を積み立てることを目的とした保険商品。
|養老保険|
決められた保険期間内に、被保険者が死亡した時に死亡保険金が、また保険期間が終了(満期まで生存)した時に死亡保険金と同額の満期保険金が支払われる保険商品。
投資型積立について
|投信積立|
金融機関が用意した積立対象の中から自分の投資方針に合ったファンドを選択し、定期的に投資信託を自動的に買い付ける運用商品。
|株式累投|
自分が選択した銘柄を毎月一定額づつ購入していく、株式を対象とした運用商品。
年金型積立について
|確定拠出年金|
毎月の掛金額を予め決めておき、積立金の運用成績に応じて、将来に受け取る年金給付額が決まる年金制度。企業型と個人型の二種類があり、運用面で自己責任が求められる一方で、税制面で優遇がある。
|個人年金保険|
保険会社に保険料を払込み、所定の据置(運用)期間満了後に運用成果を年金として、または一括で受取ることができる保険商品。
財形型積立について
|一般財形貯蓄|
勤労者が事業主の協力を得て、給与から一定額を天引きして行う積立貯蓄。
|財形住宅貯蓄|
勤労者が事業主の協力を得て、給与から一定額を天引きして行う、住宅資金のための積立貯蓄。
|財形年金貯蓄|
勤労者が事業主の協力を得て、給与から一定額を天引きして行う、老後の資金作りを目的とした積立貯蓄。
積立貯蓄の効果は?
積立貯蓄では、基本方針として、"根気"と"長い目"が必要です。実際に少しずつ長く続けると、結果的には非常に大きな金額となります。以下は、毎月1万円ずつ積み立てた場合の「積立総額の表(単位:万円)」です。
※下記の金利は、1990年代までの日本では普通で、また諸外国では普通です(本来、超低金利の方が異常)。
期間 | 金利1% | 金利2% | 金利3% | 金利4% | 金利5% |
---|---|---|---|---|---|
1年 | 12.1 | 12.1 | 12.2 | 12.3 | 12.3 |
5年 | 61.6 | 63.2 | 64.8 | 66.5 | 68.3 |
10年 | 126.3 | 132.9 | 140.1 | 147.7 | 155.9 |
15年 | 194.3 | 210.1 | 227.5 | 246.9 | 268.4 |
20年 | 265.8 | 295.3 | 329.1 | 368.0 | 412.7 |
25年 | 341.0 | 389.5 | 447.1 | 515.8 | 598.0 |
30年 | 420.0 | 493.5 | 584.2 | 696.4 | 835.7 |