家族と家庭と家計の違い

ライフプランやマネープランなどを検討する際に、「家族」と「家庭」と「家計」は最も基本となるもので、多くの人が日々様々なことを考えているのではないでしょうか。その一方で、「家族」と「家庭」と「家計」は、どれも「家」が入る似た感じの言葉ですが、どこがどう違うのでしょうか?

ここでは、知っているようでいて意外と知らない、「家族と家庭と家計の違い」について、簡単にまとめてみました。

家族について

家族(かぞく)は、近親者によって構成される、共同生活の単位となる集団をいいます。これは、 血縁集団の生活の場としての家を意味する「家(か)」と、祖先を同じくする者の集団を意味する「族(ぞく)」からなる用語で、通常、夫婦とその血縁関係者を中心に構成され、成員相互の絆(関係)に基づいて、日常生活を共同に営む小集団となっています。

一般に人は、生涯の中で結婚した場合、二つの家族と関わることになります。一つは、自分が子どもとして生まれ育った家族で、もう一つは、自分が結婚して新しく作る家族です。(離婚・再婚した場合は、二つ以上もあり)

家庭について

家庭(かてい)は、夫婦や親子など、生活を共にする小さな集団、およびその生活の場所のことをいいます。これは、血縁集団の生活の場としての家を意味する「家(か)」と、家族の中を意味する「庭(てい)」からなる用語で、また「家庭用品」や「家庭料理」、「家庭菜園」、「家庭生活」、「家庭環境」、「家庭教師」など複合語でもよく用いられます。

一般に「家庭」は、人間の集団性を意味する言葉である「家族」とは異なり、生活する場や生活の拠り所、生活空間(住居)の雰囲気、生活を共にする共同体といったニュアンス(意味)があります。

家計について

家計(かけい)は、日常的には、個人や家族が生活していく際の収入と支出の状況をいいます。これは、一家の生計で主に金銭を介した活動のことであり、一家の経済生活のやりくりの全てを総称するものとなっています。また、経済学的には、政府や企業と共に、重要な経済主体をなしており、家庭の生活設計に従って行われる経済活動、及びその経済活動の結果を貨幣面から捉えたものとなっています。

一般に経済主体の家計については、企業に対しては、市場での消費や貯蓄、労働などの取引を行い、また政府に対しては、税金・社会保険料等を負担して社会保障や公共サービスなどの給付を受けることになり、すなわち、家計はマクロ経済学において、需要(消費)側の最小単位でもあります。

家族と家庭と家計の違い

最後に「家族」と「家庭」と「家計」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

・家族:共同生活の単位となる集団
・家庭:生活を共にする小さな集団および場所
・家計:生活していく際の収入と支出の状況

◎「家族」は、生活を共にする近親者の集団を指すのに対して、「家庭」は、近親者が生活を共にする集団および場所を指す。これより、「家庭」は、「家族」とは異なり、場所の概念が入っている。

◎「家族」であっても、成人から構成される場合、「家計」は別であることが多い。また、「妻(夫)が家庭の家計を管理する」と言うように、「家庭」という認識の場合、「家計」は一つであることが多い。