家計のストック面をチェックする!

日常生活の中で「家計のストック面」のチェックは、家計の財政状況を把握することが目的です。

毎年の家計管理において、家計の資産(金融資産、不動産、貴金属・・・)と負債(住宅ローン、教育ローン、キャッシング・・・)を定期的に見ることで、家計の健全性や安全性をチェックすることができます。

ここでは、家計のストック面のチェックポイントとして、「資産負債状況表」について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

資産負債状況表とは何か?

資産負債状況表とは、家計の財政状況(資産と負債の財務バランス)を一覧表示したものをいいます。これは、家計を企業に例えるなら、「貸借対照表(バランスシート)」に相当するものと考えることができます。

・純資産(ネットの資産)=資産-負債
・家計にALM(資産負債総合管理)を導入
・基準日は年末(12/31)、所得税の計算期間に合わすと管理しやすい
・資産評価は基準日付近の時価で算出

個人の資産負債状況表の例

|資産の種類

預貯金(円預金、外貨預金)、投資信託、債券、株式、FX、保険、財形、確定拠出年金、不動産(土地・建物)、自動車、貴金属・・・

|負債の種類

キャッシング、住宅ローン、教育ローン、自動車ローン・・・

資産負債状況表のチェックポイントは?

資産負債状況表は、総合的な視点として、以下のようなポイントをチェックするとよいでしょう。

・手元流動性がどれくらいあるかを把握
・資産と負債のネット(純資産)を把握
-マイナスであれば問題あり(債務超過)
・金融資産と実物資産の構成比率を把握
・金融資産の資産構成を把握
-ポートフォリオの内訳(預金、投信、外貨、株式、債券 他)
・作成資料

-通帳・証書、ネットの残高照会
-運用報告書、ネットの残高照会
-財形残高、返済予定表、ネットの残高照会
-保険証券、時価の分かる資料 他

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