家財保険

家財保険は、火災等で建物と共に家財が損失・損壊した被害や、空き巣等による盗難被害に対して補償される保険をいいます。これは、通常の火災保険(住宅火災保険、住宅総合保険、団地保険など)で加入する以外に、家財の補償を中心とした単体の保険商品でも加入できます。

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家財保険の加入メリット

火災保険は、建物への補償と家財への補償の2つを中心に成り立っており、特に家財への補償の部分を「家財保険」と言い、通常、家財保険は、万一の火災・盗難等による家財の損害に備えるために加入します。

◎賃貸住宅に住んでいる方は、建物を所有していないため、建物への補償は必要ないが、大切な家財の被害が心配な方は家財保険に加入しておくと安心。

◎持ち家の方でも、住宅ローンと一緒に「特約火災保険」に加入している方などは、家財についての補償がないため、家財保険に別途加入しておくと安心。

家財保険の補償額と明記物件

家財保険は、年齢や家族構成、同居家族の人数などによって基準となる補償額があります。また、家財のうち、貴金属や美術品、絵画、骨董品などで1個または1組の価額が30万円を超えるものがある場合は、保険に加入する際に別途明記が必要となります(明記しなくもいいタイプの商品も一部にあり)。

なお、明記物件の1個1組の補償の上限は、通常100万円までとなっています(100万円を超えるものは、別の対応が必要)。

単体の家財保険の補償例

単体の家財保険は、通常、家財の補償だけでなく、費用保険や賠償責任保険もセットになっていることが多いです(以下は、具体的な補償例)。

|家財の補償

火災・落雷、爆発・破裂、風・ひょう・雪災、建物外部から物体の飛来・落下・衝突、騒じょう等の破壊行為、台風・暴風雨等の水災、盗難、水ぬれ等の事故やトラブルによって、家財が損害を被った場合に補償。

|費用保険の補償

地震火災費用や修理費用、失火見舞費用などを補償。

|賠償責任保険の補償

家主に対する法律上の賠償責任、第三者(他人)に対する賠償責任の補償。

家財保険の基本事項

家財保険は、単身や夫婦、家族など、それぞれの家族構成によって、保険タイプが異なることがあります。また、保険料については、単身型に比べて、家族型の場合は、3~4倍の保険料になっていることがあります。

取扱機関 損害保険会社、少額短期保険業者、保険代理店など
カバーリスク 火災などの災害、盗難などの被害 他
保険対象 家財
保険加入者 自宅保有者、借家賃借者
保険金 損害保険金、費用保険金、賠償責任保険金

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