積立利率変動型終身保険
積立利率変動型終身保険は、死亡・高度障害の保障が一生涯続く、金利変動に対応した終身保険をいいます。これは、金利環境が好転(上昇)した時は、積立利率の上昇が期待できる上、契約時に定めた積立利率は最低保証されています。また、契約時に定めた保険金額は最低保証され、保険金額の増加も期待できます。
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積立利率変動型終身保険の仕組み
積立利率変動型終身保険は、金利変動に対応した終身保険で、普通の終身保険と同様、被保険者が死亡した(所定の高度障害状態になった)時に「死亡保険金(高度障害保険金)」が支払われ、一方で中途解約した時には「解約返戻金」が戻ってきます。
◎積立利率とは、積立金(将来の保険金を支払うために保険料の中から積み立てた部分)に付利する利率をいい、毎月見直しが行われ、その時点の市場金利を反映する。
◎保険金については、契約時に定めた保険金額は最低保証されるが、積立金額が一定基準を上回った時は、保険金額の増加(基本保険金額+増加保険金額)が期待できる。
積立利率変動型終身保険の主な特徴
積立利率変動型終身保険は、普通の終身保険とは仕組みが異なるので、加入にあたっては、その特徴をよく理解しておく必要があります。
・一生涯の死亡保障(高度障害保障)を確保
・積立金に付利する利率は毎月見直し
・契約時に定めた積立利率を最低保証(金利上昇にも対応)
・契約時に定めた保険金額を最低保証(保険金額の増加も期待)
・払込終了時まで保険料は一定
・各種特約を付加可能
・契約者貸付制度を利用可能
・保険資産は、他の保険と明確に区分経理され、独立した運用管理
積立利率変動型終身保険の商品タイプ
積立利率変動型終身保険は、保険会社によって、様々な商品タイプが用意されています。
・円建ての商品のほかに、ドルなどの外貨建ての商品もある
・保険料が月払いの商品のほかに、一時払いの商品もある
・将来、終身保障を年金などの老後保障に移行できる商品もある
・無配当タイプが主流である(その分、保険料は割安)
積立利率変動型終身保険の基本事項
積立利率変動型終身保険は、一生涯の死亡保障を確保する上で、金利変動に対応したい場合に活用します。
取扱機関 | 生命保険会社、保険代理店、銀行など |
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カバーリスク | 死亡や高度障害など |
保険期間 | 一生涯 |
加入年齢 | 商品により異なる |
保険金 | 死亡保険金、高度障害保険金 |
貯蓄性 | 有り |