Pay-easy (ペイジー)
Pay-easy(ペイジー)は、日本マルチペイメントネットワーク運営機構が運営する、マルチペイメントネットワーク(MPN)を活用して実現されたサービスをいいます。これは、2001年からサービスが開始され、現在、収納サービス、口座振替受付サービス、口座振替データ伝送サービスの3つがあります。
この中で、個人においては、収納サービスが一番身近なので、ここでは、Pay-easyの収納サービスを中心に解説したいと思います。
目次:コンテンツ構成
- Pay-easy(ペイジー)の概要
- Pay-easyの収納サービスの仕組み
- Pay-easyの収納サービスの特色
- Pay-easyの収納サービスの支払対象
- Pay-easyの収納サービスの使い方
- Pay-easyの収納サービスの注意点
Pay-easy(ペイジー)の概要
Pay-easy(ペイジー)は、日本マルチペイメントネットワーク運営機構が運営する、マルチペイメントネットワーク(MPN)を活用して実現されたサービスで、現在、収納サービス、口座振替受付サービス、口座振替データ伝送サービスの3つがあります。
また、マルチペイメントネットワーク(MPN)とは、金融機関(銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農漁協)と収納機関(企業、官公庁、地方公共団体)との間の収納手続きを電子化するためのネットワークで、現在、日本国内のほぼ全ての銀行等の金融機関が参加しています(日本マルチペイメントネットワーク運営機構の事務局は、全国銀行協会が担当)。
収納サービス
税金や社会保険料、公共料金、各種料金を、金融機関の窓口以外に、ATMやインターネットバンキングを利用して支払えるようにしたサービス。
口座振替受付サービス
口座振替契約の受付を収納機関の窓口端末やモバイル端末、または金融機関のATMやインターネットバンキングなどのチャネルから行うことができるサービス。
口座振替データ伝送サービス
収納機関と金融機関の口座振替データの受け渡しをデータ伝送で行う、事務処理期間の短縮や事務処理負担の軽減を可能とするサービス。
Pay-easyの収納サービスの仕組み
Pay-easy(ペイジー)の収納サービスは、税金や社会保険料、公共料金、各種料金の請求書等の支払いを、簡単な番号入力だけで、インターネットバンキング(パソコン、スマホ)やATMから行うことができる電子決済サービスです。
2001年10月からサービスが開始され、金融機関と収納機関を互いに接続する「マルチペイメントネットワーク」という専用の決済ネットワークを活用しているため、支払いと同時に、支払い情報(消し込み情報)が収納機関に通知される仕組みになっています。
また、マルチペイメントネットワークは、専用の回線(ネットワーク)で接続されており、インターネット上から不正にアクセスできない仕組みになっています。
Pay-easyの収納サービスの特色
昨今、決済サービスには色々とありますが、その中で、Pay-easy(ペイジー)の収納サービスの特色として、以下が挙げられます。
◎銀行業界の金融機関が共同で運営している、安全性の高い電子決済サービス。
◎金融機関の窓口やコンビニのレジに行かなくても、パソコンやスマホのインターネットバンキングと金融機関のATMからいつでも利用できる。
◎夜中や休日に支払っても、即時に支払いが完了する。
◎利用する際に特別な手続きは不要で、誰でも利用ができ、また支払手数料はかからない(一部の例外を除く)。
◎支払いに必要な情報は番号だけで、また番号を入力すると支払先や支払金額などが表示されるので送金ミスがない。
Pay-easyの収納サービスの支払対象
日常生活の中で、Pay-easy(ペイジー)の収納サービスで支払えるものは、ペイジーマークのついた請求書や納付書などが対象となっています。また、実際の支払時には、収納機関番号、納付番号、お客様番号、確認番号といった、3つか4つの番号を入力することが必要となります。
現在、ペイジーの収納サービスを導入している先(収納機関)は、大きく分けて、一般企業、地方公共団体、国があります。例えば、税金や社会保険料、電話の料金、NHKの受信料、保険会社の保険料、ネットショッピングの代金など様々な支払いにペイジーを利用することができます。
Pay-easyの収納サービスの使い方
Pay-easy(ペイジー)の収納サービスの使い方は、とても簡単で、大きく分けて、5つのステップだけです。
(1)請求書や納付書などで、ペイジーでの支払いに使う番号を確認する。
(2)近くのペイジー対応のATMに行くか、自分のインターネットバンキングにログインする。
(3)サービスメニューからペイジーを選択する。
(4)請求書や納付書などに記載されている番号を入力する。
(5)番号を入力後、画面に支払内容が自動表示されるので、その内容を確認し、支払いを実行する。
Pay-easyの収納サービスの注意点
Pay-easy(ペイジー)の収納サービスを利用するにあたって、以下の点にご注意ください。
◎ペイジーマークのついた請求書や納付書などでしか、ペイジーが利用できない。
◎セブン銀行やローソン銀行、イオン銀行、イーネットなど、コンビニやスーパーに設置されているATMではペイジーが利用できない。
◎インターネットバンキングでペイジーを利用するには、インターネットバンキングの利用登録(契約)が必要(一部の銀行では対応しておらず)。
◎ペイジーは、手数料がかからず、利便性は高いが、一方でポイントなどの特典はない。