カーリース

カーリースは、「オートリース」とも呼ばれ、自動車をリース(比較的長期の賃貸し)することをいいます。

レンタカーのように不特定多数の人に貸し出すのではなく、長期契約により一定の期間、自動車を継続的に貸し渡す「賃貸方式のサービス」で、現在、日本では、法人(企業等)向けリースが主流ですが、1990年代後半から個人向けリースも行われるようになっています。

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カーリースの基本的な仕組み

カーリースは、リース会社によって提供される「自動車の継続賃貸サービス」で、外観や内装などは自家用車と特に区別はありませんが、リース会社の資金で自動車を調達するため、車検証上の「所有者」および所有権はリース会社、「使用者」は借受人(契約者)名義、また「使用の本拠の位置」は契約者の所在地となります。

法人向けカーリースのメリット

法人向けカーリースには、「ファイナンスリース」と「メンテナンスリース」の二つがあり、実際に利用する手法によって以下のメリットがあります。

●ファイナンスリース

点検や整備、修理などは顧客負担となるが、財務・経理面でメリットが得られる。

●メンテナンスリース

車両の購入から維持・管理まで、トータルサービスを受けられる。

<主なメリット:リース手法による>

・財務・経理メリット(経理業務の軽減と節税、資金の有効活用)
・アウトソーシングメリット(車両購入・維持・管理等に伴う手続きの代行による業務の大幅削減)
・車両関連コストメリット(総合的な車両関連コストの低減)
・安全・安心メリット(リース車両の定期的なチェック・整備、事故時や故障時のスピーディな対応)

個人向けカーリースのメリット

個人向けカーリースでは、新車購入時の一時的な経済的負担を低減することを利点等とした商品が提供されています。例えば、常に最新のクルマに乗っていたい人などに適しており、新車購入時に頭金などまとまった資金を用意しなくても済みます。

なお、契約期間終了後は、リース会社へ自動車を返却しなければなりませんが、通常、終了時には、以下のオプションが選択できます。

(1)新たにリース契約をして新車に乗り換える(通常の場合、以前のリース車は残価を支払わずに返却)

(2)残価を買い取り、自分の所有車とする(リース期間中、据え置きとなる残価に対しても手数料が複利で計上されるため、残価+手数料を買い取った結果として、自動車ローンよりも支払総額が割高になる)

(3)リース期間を延長し、継続して自動車を使う(延長による経年経過により、最終的に当初の予定残価を割り込んだ場合、自動車ローンよりも支払総額が割高になる傾向がある)

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