第1種中高層住居専用地域

第1種中高層住居専用地域は、都市計画法で定められた用途地域の一つで、中高層住宅の良好な住環境を保護するための住居系の地域をいいます。

用途地域とは、都市計画法の地域地区の一つで、市街地における適正な土地利用を図るために、その目標に応じて13種類に分け、建築基準法と連動して、建物の種類や建ぺい率、容積率、高さ、道路斜線などに関し、一定の制限を加える制度をいいます。

一般に第1種中高層住居専用地域は、建ぺい率が30・40・50・60％、容積率が100～500％で、低層住居専用地域のような絶対高さ制限がないため、容積率に応じて4階建て以上の中高層マンションなどを建てられます。

また、本地域では、店舗や飲食店（床面積500平方メートル以内）、病院、大学、自動車車庫（床面積300平方メートル以内）などの建築物も建てられますが、パチンコ店やゴルフ練習場などの遊戯施設、ホテルなどの宿泊施設は建てられません。