準工業地域
読み方: | じゅんこうぎょうちいき |
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分類: | 都市計画 |
準工業地域は、「準工」とも呼ばれ、都市計画法で定められた用途地域の一つで、主として環境の悪化をもたらす恐れのない工業の利便性を増進するために制定された地域をいいます。
用途地域とは、都市計画法の地域地区の一つで、市街地における適正な土地利用を図るために、その目標に応じて13種類に分け、建築基準法と連動して、建物の種類や建ぺい率、容積率、高さ、道路斜線などに関し、一定の制限を加える制度をいいます。
一般に準工業地域は、主に軽工業の工場など環境悪化(火災や公害発生など)の恐れのない工業を対象に業務の利便性を図る地域で、住宅や学校、病院、商業施設、娯楽施設なども普通に建築できます。
昨今では、工場跡地に大規模マンションなどが建つことも珍しくなく、実際に居住地域として考える場合は、周辺環境や工場の種類などもよくチェックすることが必要です。