個人年金保険の仕組みについて

個人年金保険は、老後の生活資金を自助努力で準備することを目的とした、保険会社(民間)の保険商品です。

通常、年金と言うと、国民年金や厚生年金に代表される「公的年金」がよく知られていますが、これは現役世代の人から支払われた保険料で、その時代の年金生活者に年金を支給する仕組みとなっています。現在、少子高齢化が進む日本では、公的年金の仕組みそのものに無理が生じ始めており、現役世代の割合が大きく減少する近い将来は、公的年金だけではとても暮らせない状況が来ると言われています。

これからの時代、自分の老後を安心して過ごすためには、公的年金だけに頼らず、若いうちから自助努力で準備を始めておくのが賢明と言えるのではないでしょうか? ここでは、公的年金を補完する、個人年金保険の仕組みについて見てみましょう。

個人年金保険とは何か?

個人年金保険は、「運用(殖やす)」「年金(受け取る)」「保険(残す)」の3つの機能がセットになった保険商品です。大きく分けて、契約時に将来の年金原資(受取年金額)を確定できる「定額年金保険」と、運用成果により受取年金額や解約返戻金などが変動する「変額年金保険」の2つがあります。また、この2つ以外にも、積立利率が定期的に市場金利を反映する「積立利率変動型年金保険」というものもあります。

・定額年金保険:契約時に将来の年金原資が確定
・変額年金保険:運用成果により受取年金額などが増減
・積立利率変動型年金保険:積立利率が定期的に市場金利を反映

個人年金保険の仕組みは?

個人年金保険の基本的な仕組みは、保険会社に保険料を払込み、所定の据置(運用)期間満了後に、運用成果(年金原資)を年金として、または一括で受取ることができます。また、据置(運用)期間中に万一のことがあった場合は、予め指定した受取人に死亡保険金(死亡給付金)が支払われます。

個人年金保険の受け取る年金額は?

個人年金保険の受け取る年金額は、契約時に決められている「基本年金」、年金の支払い開始前の配当金によって買い増しされる「増額年金」、年金の支払い開始後の配当金によって買い増しされる「増加年金」の3種類の年金額の合計になります。また、年金を受け取る前に死亡すると「死亡給付金」が受け取れますが、その金額は既に払い込んだ保険料相当額程度なので、死亡保障機能はあまりありません。