期日指定定期預金
期日指定定期預金は、預入してから1年間据え置けば、自由に満期日を指定できる固定金利の定期預金をいいます。これは、通常の定期預金が預入時に満期日を定めるのに対して、預入時に満期日を定めず、据置期間経過後に満期日を指定することにより、いつでもペナルティなしに引き出せるのが大きな特色となっています。
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期日指定定期預金の仕組み
期日指定定期預金は、預入後、1年間は据置期間があり、また預入時に引き出しの希望日(満期日)を定めるのではなく、預入後に満期日を指定して引き出しができる仕組みとなっています。
◎1年間の据置期間経過後、3年まで任意の日を満期日として指定し、元金の一部または全部について引き出せる(金融機関によっては1カ月前までに通知が必要なところもある)。
◎金利(利率)は各金融機関が任意に設定しており、また利息は預入期間に応じて1年複利で計算され、満期日以後に一括して支払われる。
◎原則として、据置期間内は引き出せないことになっているが、やむを得ず中途解約する場合は、預入期間に応じて一定の解約利率が適用される。
期日指定定期預金の主なポイント
期日指定定期預金は、最も一般的な定期預金である「スーパー定期」とは大きく異なっており、主なポイントとして以下が挙げられます。
・利用は、個人のみに限定される
・預入期間は、最長3年が一般的である
・利息は1年複利のため、長く預けるほど有利である
・預入時の金利が満期まで適用される固定金利商品であるので、高金利の時に活用するとよい(超低金利の時は、あまり魅力がない)
・総合口座にセットしておくと、一定限度の範囲内でいつでも自動融資が受けられる
期日指定定期預金の基本事項
期日指定定期預金は、預入時に満期日を指定しないで、中長期で流動性を重視して安定運用したい場合に活用します。
取扱機関 | 銀行、信金、信組、労金など |
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リターン | 利息 |
リスク | 信用リスク(金融機関の倒産) |
関連マーケット | 短期と長期の金融市場 |
預入金額 | 300万円未満(1円単位) |
預入方法 | 一括して預け入れ |
預入期間 | 1年以上3年以内 |
金利種類 | 固定金利(1年複利) |
利払い | 満期日以後に一括払い |
換金性 | 1年間据え置けばペナルティなしで解約可 |
税金 | 源泉分離課税 |
保護制度 | 預金保険制度の対象 |