定額貯金

定額貯金は、ゆうちょ銀行が提供する、預入日から起算して6カ月経過後は払戻し自由で、10年間半年複利で利子を計算する金融商品をいいます。これは、3年までは6カ月毎に段階的に金利が変わり、また1口の預入金額は1,000円、5,000円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円、300万円の8種類となっています。

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定額貯金の種類

定額貯金は、通常の商品以外に、下記のような商品もあります。

担保定額貯金

担保定額貯金は、総合口座に預け入れられる定額貯金で、通常貯金の残高(現在高)が不足した場合、自動的に本貯金を担保として貸付が受けられます(貸付利率は、適用利率+0.25%)。

自動積立定額貯金

自動積立定額貯金は、通常貯金から定期的かつ自動的に積み立てる定額貯金で、積立は毎月(一般月)と特別月の併用で、最長6年間、計108回まで積み立てられます。また、積立方法には、毎月一定額を積み立てる方法と、上限を定めて通常貯金の残高に応じて一定額の整数倍まで積み立てる方法の2つがあります。

定額貯金の基本事項

定額貯金は、預入日から起算して6カ月経過後は払戻し自由で、10年間半年複利で利子を計算する、換金性と収益性の高い固定金利商品で、長期間でじっくりと殖やしたい場合に活用します。

◎払戻しにおいて、分割払戻しはできず、口数単位での払戻しとなっている。

◎預入日から10年経過後に、預入金額及びその利子を通常貯金に振り替えて預入する「満期振替預入の取扱い」も利用できるようになっている。

取扱機関 ゆうちょ銀行、郵便局
リターン 利息
リスク 信用リスク(ゆうちょ銀行の倒産)
関連マーケット 短期と長期の金融市場
預入金額 1,000円以上1,000円単位
(1口の預入金額は、1千円、5千円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円、300万円の8種類)
預入期間 6カ月以降自由満期、最長10年
金利種類 固定金利(半年複利)
換金性 6カ月据え置けば、ペナルティなしで解約可
税金 源泉分離課税
保護制度 預金保険制度の対象

郵政民営化に伴う定額郵便貯金の取扱い

2007年10月1日に日本郵政公社が民営化・分社化され、それまで郵便局の貯金窓口で提供されていた郵便貯金の商品である「定額郵便貯金」は、同日付で独立行政法人の郵便貯金・簡易生命保険管理機構(郵貯・簡保管理機構)に引き継がれました(同日付で新規の預入と自動積立の取扱いも終了、政府保証は継続)。

これに伴い、民営化前に預入した定額郵便貯金については、引き続き満期まで預けられ、また払戻し等の手続きは、従来通り、ゆうちょ銀行と郵便局の貯金窓口で行うことができます。

※2007年9月30日以前に郵便局に預入した定額・定期・積立郵便貯金等は、全て満期を過ぎており、満期後20年2カ月経つと、払戻しが受けられなくなるので注意(もしあれば、早急に払い戻すこと)。

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