長期公社債投信
長期公社債投信は、正式には「長期公社債投資信託」と言い、毎月募集される、国内の安全性の高い中長期の公社債で運用される追加型公社債投資信託(債券ファンド)をいいます。
運用実績によって変動する実績分配型の金融商品で、ファンドの分配は年に1回行われますが、この分配金をその都度受け取らずに自動的に再投資することもできます。また、運用期間は自由ですが、解約時には所定の手数料がかかります。
目次:コンテンツ構成
長期公社債投信の主な特色
長期公社債投信は、株式を一切組入れず、安全性の高い中長期の公社債(国債・政府保証債・地方債・事業債等)を中心に運用することで、中長期的に安定した収益確保を目指す投資信託で、主な特色として以下が挙げられます。
・中長期の公社債を主要投資対象とし、安定運用を行なう
・1月号から12月号まで「12本のファンド」で構成され、毎月、当該月のファンドについて追加募集が行われる
・購入は1万口(1口=1円)からで、購入時の手数料はかからない
・換金はいつでもできるが、その際に所定の手数料がかかる
・短期で解約すると、手数料の関係で元本割れになることもある
・実際に現金化するのは、原則として申し出の日から数えて4営業日目以降となる
長期公社債投信の基本事項
長期公社債投信は、期間の制限がないため、利用範囲が広く、目的に合わせた資金運用が可能となっています。特に中長期で安定的に運用したい場合に適しており、積立貯蓄として利用されることも多いです。
取扱機関 | 証券会社、投信会社、銀行 |
---|---|
リターン | 収益分配金 |
リスク | 価格変動リスク(基準価格) |
関連マーケット | 長期金融(債券)市場 他 |
預入金額 | 1万円以上1万円単位(1口=1円) ※積み立てコースは、3千円or5千円から始められるところもあり |
預入期間 | 無期限 |
金利種類 | 実績分配(変動)※目標分配額を表示するところもあり |
利払い | 年1回 -分配金をそのまま受け取る -元金に再投資し複利運用(1年複利) |
換金性 | いつでも解約可能 -買付時期によって1万口あたりの換金手数料が異なる |
税金 | 分配金:申告分離課税または申告不要 解約益・償還益:申告分離課税 |