大口定期預金

大口定期預金は、金額と期間に応じた金利が設定される、1000万円から預け入れが可能な自由金利型の定期預金をいいます。これは、スーパー定期と同様、預入期間が資金の性格に応じて1カ月から最長10年まで様々な選択が可能であり、まとまった資金を一括して預け、満期まで運用し続けることが前提となります。

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大口定期預金の運用方法

大口定期預金は、1000万円から預け入れが可能な大口の資金を対象とした金融商品です。通常、定期預金の中で一番金利が高く、各金融機関が店頭に表示している適用利率は最低金利であり、預入金額等によっては、金融機関との交渉により、金利の上乗せも可能となっています。

一般に大口定期預金の運用方法としては、低金利時や金利上昇時には預入期間を短めにして継続し、一方で金利ピーク時や金利低下が予想される時には預入期間を長くすると、高金利の恩恵を効果的に受けられるようになります。

大口定期預金の主なポイント

大口定期預金は、一回の預入金額が大きく、取引の際には注意が必要であり、以下は主なポイントです。

・預入方法は一括預け入れ
・預入金額は1000万円以上1円単位
・預入時の利率が満期日まで適用される固定金利
店頭金利は最低利率であり、金利交渉も可能
中途解約の場合、中途解約利率が適用
総合口座にセットすれば、自動借入が可能

大口定期預金の基本事項

大口定期預金は、まとまった資金を、有利に効率よく運用したい場合に活用します。

取扱機関 銀行、信金、信組、労金など
リターン 利息
リスク 信用リスク(金融機関の倒産)
関連マーケット 短期と長期の金融市場
預入金額 1,000万円以上1円単位
預入期間 1カ月以上10年以内(金融機関により異なる)
-定型方式、期日指定方式
金利種類 固定金利(単利型のみ)
利払い 運用期間により異なる
-2年未満:満期時一括払い
-2年以上のもの:1年毎の応答日に中間利払い
換金性 いつでも解約可、中途解約利率適用
税金 源泉分離課税
保護制度 預金保険制度の対象(ただし1,000万円まで)

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