ニュー定期
ニュー定期は、「定期郵便貯金」とも呼ばれ、その昔、郵政民営化前に郵便局の貯金窓口で取り扱われていた郵便貯金の商品です。これは、銀行や信金、信組などの定期預金(スーパー定期)に類似しており、その収益性は郵便貯金の商品の中では高く、4年以内の預入の場合、ニュー定期の方が定額郵便貯金より金利が高いのが一般的でした。
2007年10月1日の郵政民営化に伴い、ニュー定期は新規停止され、現在は、ゆうちょ銀行と郵便局の貯金窓口で、商品内容も若干変わり、「定期貯金」という名称になって、似たような商品が販売されています。
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郵政民営化に伴うニュー定期の取扱い
2007年10月1日に日本郵政公社が民営化・分社化され、それまで郵便局の貯金窓口で取り扱われていた「ニュー定期(定期郵便貯金)」は、同日付で独立行政法人の郵便貯金・簡易生命保険管理機構(郵貯・簡保管理機構)に引き継がれました(政府保証は継続)。また、払戻し等の手続きは、従来通り、ゆうちょ銀行と郵便局の貯金窓口で行われています。
<全ての商品の満期は到来-払戻しの忘れに注意>
1.満期後10年間、払戻しの請求等がない場合には、満期後10年を経過する際に「満期日経過のご案内」を送付。
2.満期後20年を経過してもなお、払戻しの請求等がない場合には、「権利消滅のご案内(催告書)」を送付。
3.その後、2カ月経っても払戻しの請求等がない場合には、郵便貯金法の規定により、その郵便貯金の権利は消滅。
ニュー定期の基本事項(昔の商品の記録)
ニュー定期は、かつて存在した、郵便貯金の商品です。
取扱機関 | ゆうちょ銀行、郵便局 |
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リターン | 利息 |
リスク | なし(政府保証) |
関連マーケット | 短期と長期の金融市場 |
預入金額 | 1,000円以上1,000円単位 (1口の預入金額は、1千円、5千円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円、300万円の8種類) 1,000万円・・・ニュー定期1000 |
預入期間 | 1カ月以上4年以下 -定型方式、満期日指定方式 |
金利種類 | 固定金利 -1カ月以上3年未満・・・単利型 -3・4年・・・半年複利型 |
利払い | 各形態により異なる -2年物は1年目の応答日に中間利払い -上記以外は満期日一括払い |
換金性 | いつでも解約可、預入期間内払戻利率が適用 |
類似商品 | スーパー定期 |
税金 | 源泉分離課税 |