資産運用の基礎を学びましょう!
普段、資産運用を行うにあたって、基礎的な事柄をよく理解しておくことが必要です。実際に、この部分をよく理解しておかないと、取引自体が曖昧や不明確となり、効率的かつ効果的な運用を行うことができません。
ここでは、資産運用の定義や目的、行動指針について、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
資産運用とは何か?
資産運用には、安全性を重視して確実に貯める「貯蓄」と、リスクを取って収益を狙う「投資」の2つがあります。
〔 資産運用の定義:資産運用=貯蓄+投資 〕
|貯蓄について
貯蓄(saving)とは、金銭(財貨)を蓄えること、もっと簡単に言えば、お金を貯めることです。
・預金や貯金で、お金を運用すること
・金融機関が元本を保証する
・運用成果は商品を選択した時点で決まるものが多い
・どちらかというと殖やすことより貯めることに重点が置かれている
|投資について
投資(investment)とは、将来の利益を期待して、資金を支出すること、もう少し詳しく言えば、何らかの利益を得る目的で、事業や不動産、有価証券などに資金を投下することです。
・投信や株式、REIT、FXなど、リスク型商品で運用すること
・元本は常に変動し、元本割れのリスクがある
・分散投資と長期投資が基本である
・運用成果は予測できず、自己責任が問われる
・貯めることより、大きく殖やすことに重点が置かれている
資産運用の目的は?
資産運用の目的は、家計において、「資産の保全」と「資産の拡大」です。
・資産の保全
-資産の実質価値をインフレから守り、実質購買力を維持する
・資産の拡大
-資産を効率よく殖やし、資産全体の規模を拡大する
資産運用の行動指針は?
資産運用では、常に自己責任が求められ、また運用スタイルの確立や運用能力の向上も必須と言えます。
・自己責任
-自分の資産は自分で守る
-リスクとリターンをしっかりと認識する
・運用スタイルの確立
-財産状況を的確に把握する
-運用の目的や目標を明確にする
-自分にあった運用基準を策定する
-自分にあった運用手法を実践する
・運用能力の向上
-基本的な金融知識を身につける
-自分なりの相場観を養成する
-資産運用の経験を積み、ノウハウを蓄積する