利率と利回りの違いは?

資産運用において、「利率」や「利回り」という言葉をよく見聞きしますが、その内容や違いについて、ご存知でしょうか?

どちらも基本的な概念で、多くの方は、おおよその意味合い(ニュアンス)は理解されているかと思いますが、具体的に何と問われると、うまく説明できないのではないでしょうか?

ここでは、資産運用の身近な用語である「利率」と「利回り」について、その概要と違いを簡単にまとめてみました。

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利率について

利率(りりつ)は、元金(元本)に対する利息(利子)の割合をいいます。

預金や債券、保険、年金、ローンなどで広く使われる用語で、通常、年換算した「年利率」で表示されます。また、その種類(利率が入る用語)には、預金利率や中途解約利率、借入利率、融資利率、予定利率、積立利率、保証利率、奨学金貸与利率、法定利率、約定利率などがあります。

利回りについて

利回り(りまわり)は、投資(資産運用)において、投資元本に対する収益の割合をいいます。

債券投資や株式投資、不動産投資などで主に使われる用語で、一定期間に得られた収益(利子・配当・賃料等)を元本(投資金額)で割り、通常は1年間の率(%)で表示された「年利回り(年換算したもの)」となっています。

一般に利回りは、資産運用の際に使われる尺度で、資金の貸借において主に使われる「金利」に相当する概念となっています。

利率と利回りの違いについて

最後に「利率」と「利回り」の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

◎利率は、元本に対する利息の割合をいうのに対して、利回りは、元本に対する一定期間に得られた利息や配当などの収益の割合をいう。なお、いずれも、通常は年換算したもので表示される。

◎利率は、預金や債券、保険、年金、ローンなどで広く使われるのに対して、利回りは、債券や株式、不動産などの投資で主に使われる。

◎債券投資においては、利率は、額面金額に対する毎年受け取る利息の割合(表面利率)をいうのに対して、利回りは、投資金額に対する利息収入や償還差損益なども含めた年間収益の割合(年利回り)のことをいう。