資産運用の実務を身につけましょう!
資産運用を行うにあたって、実務面で、3つほどやるべきことがあります。
1つ目は「運用方針を明確にすること」、2つ目は「資産運用を実行すること」、そして3つ目は「資産運用を管理すること」です。実際に、この3つをしっかりとやることで、適切な資産運用ができるようになります。
ここでは、資産運用の実務について、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
運用方針の明確化について
資産運用では、自分の運用方針を明確にすることが必要です。
|運用目的
どういった目的で、運用するのか?
|運用目標
どれくらいの収益を目指すのか?
|運用内容
運用期間、運用金額、運用商品、運用時期はどうするか?
|運用スタンス
自分の性格や知識、経験などを踏まえ、どういった運用(安全重視型、バランス型、積極型など)を行うのか?
|資産配分
資金を性格別(換金性、安全性、収益性)に分類し、どう配分するのか?
|リスクリミテッド
評価損が出た時、どこまで耐えるのか? また、損切りポイントはどうするか?
資産運用の実行について
資産運用では、日常的にやるべきことや考えるべきことは多く、これらをしっかりと行うことが必要です。
|金融商品とマーケットの情報収集
・商品のパンフレット、説明書
・新聞、雑誌、本 、市況レポート
・インターネット、テレビ
・金融機関の担当者の説明
・セミナーや勉強会への参加
|運用商品の選定
・商品の仕組み、特色、取引コスト等を勘案
|運用の実行
・マーケット動向を見て実行
・運用を延期することも時には必要
|運用の手法
・投資資産の分散(ポートフォリオ運用)
・投資地域の分散(国際分散投資)
・投資時期の分散(ドルコスト平均法)
資産運用の管理について
資産運用では、日常的に「ポートフォリオ管理」と「損益管理」をしっかりと行うことが必要です。
|運用ポートフォリオの把握
・運用ポートフォリオ内のリスクのある部分(割合)は適切か?
・運用ポートフォリオの当初からの増減はいくらか?
-リスク型商品では当初投入金額の把握は必須
|運用損益の算出
・トータルでどれくらいの運用損益が上がったか?
-期間損益の概念(1年間:1/1-12/31)
・総合損益=実現損益+評価損益
-実現損益=インカムゲイン+キャピタルゲイン(ロス)
-評価損益=ポートフォリオの時価評価