金融マーケットの仕組みは?

資産運用において、預金や債券、投資信託、株式、FXなど、全ての金融商品は、「金融マーケット」と結びついてます。

金融マーケットは、大きく分けて、短期金融市場、債券市場、株式市場、外国為替市場の4つから構成されます。また、各マーケットは、単独で動いているのではなく、相互に影響を及ぼしながら、経済や政治、国際情勢、ビジネス動向といった様々な要因を織り込みながら動いています。

ここでは、金融マーケットを見る上で、基本事項や仕組みなどについて、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

金融マーケットの注目ポイントについて

預貯金が中心の運用(貯蓄)では、短期金融市場に依存しているため、主に「金利動向」に注意を払っていればすみました。

一方で、投資信託や株式、債券、外国為替証拠金取引、コモディティなどのリスク型商品で運用(投資)する場合には、マーケット全体をよく見なければなりません。

では、マーケット全体を見るといった場合、一体、どこに注目すればよいのでしょうか?

基本的には、新聞や雑誌、テレビ、インターネットなどで、市況や経済、政治、社会、産業、国際情勢などを広くチェックすることが必要です。また、同時に、普段身近に感じる景況感や将来の見方なども大切ではないかと思います。

金融マーケットと金融商品について

現在、世界において、金融マーケットには、短期金融市場、債券市場、株式市場、外国為替市場の4つがあり、日々、関連する金融商品に影響を及ぼしています。また、コモディティを対象とした商品市場も、金融マーケットと密接な関係があります。

|短期金融市場

短期金融市場は、1年以内の短期資金のやりとりをする市場の総称をいいます。これは、短期金利が形成される市場であり、金融機関だけが参加できる「インターバンク市場」と、金融機関以外の事業会社や機関投資家なども参加できる「オープン市場」の二つから構成されます。

<短期金融市場に関連する金融商品>

預金、貯金、金銭信託、MMF、MRF、金利先物・OP・・・

|債券市場

債券市場は、証券市場の一つで、国債や地方債、政保債、社債、外債などの債券が取引される市場をいいます。これは、店頭市場が中心で、新たに発行される債券を投資家が購入する「発行市場」と、既に発行されている債券を売買する「流通市場」の二つから構成されます。

<債券市場に関連する金融商品>

国債、地方債、政保債、普通社債、新株予約権付社債、外債、債券ファンド、債券先物・OP・・・

|株式市場

株式市場は、証券市場の一つで、株式の発行と売買が行われる市場の総称をいいます。これは、取引所市場が中心で、新株発行を通じて資金が調達される「発行市場」と、既発行株の売買が行われる「流通市場」から構成されます。

<株式市場に関連する金融商品>

株式、株式ファンド、株価指数先物・OP、ETF、ETN・・・

|外国為替市場

外国為替市場は、直物為替や先物為替などの外国為替取引が行われる場の総称をいいます。これは、銀行等の金融機関同士の取引市場である「インターバンク市場」と、銀行等の金融機関と顧客との取引市場である「対顧客市場」の二つから構成されます。

<外国為替市場に関連する金融商品>

外貨預金、外貨MMF、外国債券、外国為替証拠金取引、通貨先物・OP・・・

|商品市場

商品市場は、商品の自由な売買によって、その価格が決まる場をいいます。これは、商品取引所や卸売市場などの「組織市場」と、地域別市場や業種別市場などの「非組織市場」に大別され、また資産運用において、商品市場と言った場合は、「商品取引所」のことを指します。

<商品市場に関連する金融商品>

投資信託、商品ファンド、商品先物取引、CFD取引、金、プラチナ、ETF、ETN・・・

金融マーケットの変動要因について

金融マーケットの変動要因として、「内部要因」と「外部要因」の2つがあります。

|内部要因

内部要因とは、金融マーケットを動かすことがある、市場内の要因(材料)をいいます。

・需要と供給(マーケットメカニズム)
・市場参加者の動向(思惑、心理)
・市場のエネルギー(市場のうねりと変動)

|外部要因

外部要因とは、金融マーケットを動かすことがある、市場外の要因(材料)をいいます。

・経済(ファンダメンタルズ)
・政治(政策、選挙、政権、外交)
・世界情勢(地政学リスク)
・産業(ビジネス)
・社会(大衆)

金融マーケットの分析について

金融マーケットの分析として、「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の2つがあります。また、日常的には、主要なマーケット指標(為替レート、株価指数、長短金利、金、原油 他)のチェックは必須です。

|ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析は、国や地域の経済活動等の状況を示す基礎的な要因をもとに分析することをいいます。これは、景気や雇用、物価、消費、貿易、地政学リスクなど、経済の根幹となる諸要素の変化に注目して、それがマーケットにどのような影響を及ぼすかという視点から、将来の相場動向を予測するものです。

|テクニカル分析

テクニカル分析は、過去の値動きをチャートで表し、そこからトレンドやパターンを把握し、今後の価格(レート)の展開を予想するものをいいます。これは、大きく分けて、「トレンド系分析」と「オシレーター系分析」の2つがあります。

|トレンド系分析|
市場の全体的なトレンドを見極めることを目的とした分析。

|オシレーター系分析|
現在のトレンドの強さや過熱感など変化の大きさや兆しを察知することを目的とした分析。