ATMとCDの違いは?

日常生活の中で、お金の出し入れをする際に「ATM(現金自動預払機)」や「CD(現金自動支払機)」をよく利用されているかと思います。

現在、金融機関の店舗以外に、コンビニやショッピングセンター、駅、空港、街中(キャッシングコーナー)など様々なところに設置されており、社会インフラの一つとなっています。

一般にATMやCDは、銀行・信金・信組・労金・JAバンク等の金融機関以外に、消費者金融会社やクレジットカード会社などが設置しており、その機能面については、設置する会社によって若干違いがあります。

ここでは、普段何気に利用している「ATM」と「CD」について、その概要や違いを簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

ATMについて

ATMは、"Automated Teller Machine"の略で、「現金自動預払機」とも呼ばれ、金融機関や消費者金融会社、クレジットカード会社などが現金の入出金などのサービスを提供する機械をいいます。

ATMの仕組み

ATMは、利用者が自分自身で専用のカードを差し込んだ後、暗証番号を入力し、設置されている専用端末(パネル)を操作して各種サービスを受けるという仕組みになっています。

銀行等のATMの主な機能

現在、ATMの設置台数は、銀行等の金融機関が断トツに大きく、主な機能は以下のようになっています。

1.預金の預入れ・払出し
2.振込、振込予約、振替
3.通帳記帳
4.キャッシュカードによる残高照会
5.カードローンの借入・返済
6.定期預金の作成・解約予約
7.外貨預金の作成・解約予約
8.投資信託の追加購入
9.キャッシュカードの暗証番号の変更
10.1日あたり引出限度額の変更(引き下げ)
11.提携先のクレジットカードによるキャッシング
12.電子マネーのチャージ

※5~12は、金融機関によっては取り扱っておらず。

一方で、消費者金融のATMは、キャッシングや返済などの機能が中心であり、またビューカード(JRのカード会社)のATMは、キャッシングや返済のほか、Suicaとの連携、提携金融機関の預貯金の引き出しなどができるようになっています。

※昨今、大半のカード会社は、金融機関との提携が中心で、自社ATMを持たず。

CDについて

CDは、"Cash Dispenser"の略で、「現金自動支払機」とも呼ばれ、銀行・信金・信組・労金・JAバンク等の金融機関が現金の出金サービスを提供する機械をいいます。

CDの仕組み

CDは、ATMと同様、利用者が自分自身で端末に専用のカードを差し込んだ後、暗証番号を入力し、端末を操作して各種サービスを受けるという仕組みになっています。

銀行等のCDの主な機能

CDは、ATMとは異なり、入金の機能はなく、主に現金の引き出しと残高照会の機能が中心となっています。

1.預金の引出し
2.残高照会
3.通帳の記入
4.カードローンの借入
5.提携先のクレジットカードによるキャッシング

※3~5は、金融機関によっては取り扱っておらず。

銀行等のCDの活用

時代の変化で多機能のATMが主流となり、CDの設置台数は少なくなりましたが、一方でATMが多様な取引が行われて混雑することが多い中、出金専用のCDは、顧客の利用時間が短いため、混雑を緩和するというメリットがあります。

なお、昨今では、CDを使わない人も多いですが、ATMの列が混雑している時は、お金の引き出しだけであれば、CDの列に並ぶと時間短縮になることが多いです。

ATMとCDの違いについて

ATMとCDは、どちらも金融機関が設置する機械(端末)ですが、一方で以下のような違いがあります。

◎ATMは、入出金や振込、振替など多機能な端末であるのに対して、CDは、主に出金に機能を絞ったシンプルな端末である。

◎ATMは、時代の変化と共に機能が多様化しているが、CDは、端末性能は上がっているものの、機能はあまり変わっていない。

◎ATMは、CDより設置台数が遥かに多いが、店舗等で両方が設置されている場合、多様な取引が行われるATMの列に並ぶより、主に出金取引だけのCDの列に並ぶ方が早いことが多い。

これからの時代、店舗がコスト削減で少なくなり、またネットやキャッシュレスでの取引が主流となっても、お金の出し入れはなくなりそうにないので、今後もATMとCDは重要な役割を果たすかと思います。