家計管理してますか?
家計管理とは、日常生活の中で、経済的に安心して暮らすために、家計のフロー面やストック面を管理することをいいます。これは、家計への経営手法(財務管理)の導入であり、また家計状況をしっかりと把握し、健全で効率的な家計運営を行うことです。
ここでは、家計管理の具体的なポイントについて、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
家計管理の必要性について
昨今、日本の社会が大きく変わる中、私たちの生活も大きく変わってきています。経済については、右肩上がりの時代は完全に過去のものとなり、今後は低成長もしくは低衰退の時代が続くと予想されます。また、雇用については、終身雇用や年功序列などの仕組みが変わり、今後は人材の流動化や成果主義が進むと予想されます。
このような大きな変化の中、私たちの生活も、それに応じて対処していかなければなりません。これまでは、ある程度、収入面や仕事面など将来の予測が立て易かったですが、今後はより難しくなってきています。そのため、家計においては、細心の注意が必要となり、将来をしっかりと見すえて、しっかりと管理していくことが求められます。
家計の生活情報(収入・支出)を把握
日常生活の中で、家計管理を行う第一歩は、「家計の生活情報(収入と支出)」を正しく把握することです。
家計の収入面については、年収ではなく、可処分所得を把握することがポイントになります。また、家計の支出面については、年間(月間)生活費を把握することがポイントになります。
家計のフロー面(年間収支表・年収推移表)をチェック
日常生活の中で、家計のフロー面のチェックは、年間の収支状況と年収の推移状況を把握することが目的です。毎年の家計管理において、資金と収入の動向を定期的に見ることにより、家計の健全性や効率性をチェックすることができます。
|年間収支表で家計の収支を認識
年間収支表は、家計の1年間の収支を表したものです。
|年収推移表で将来の収入を予測
年収推移表は、年収の推移を時系列で表したものです。
家計のストック面(資産負債状況表)をチェック
日常生活の中で、家計のストック面のチェックは、家計の財政状況を把握することが目的です。毎年の家計管理において、家計の財政状況を一覧表示した「資産負債状況表」を作成することで、家計の健全性や安全性をチェックすることができます。