現価係数について
現価係数とは、将来の一定期間後に目標の資金を得るために、現在、いくらの元本で複利運用を開始すればよいのかを計算するのに使う係数をいいます。
ライフプランニングにおいて、キャッシュフロー表などを作成する際に用いる「6つの係数」の一つで、将来の必要資金を得るために、現在、いくらの元手があればよいのかが分かります。
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現価係数の活用
現価係数は、「終価係数」とは逆のもので、将来の一定期間後に目標の資金(金額)を得るために、 現在、いくらの元本で複利運用を開始すればよいかを計算するときに使います。
具体的には、ライフプランにおいて、教育資金や住宅取得資金などを準備する場合に、今いくらの資金が必要なのかを計算する際に活用できます。また、家計において、この必要資金額が分かると、現在の手持ち資金と比較して、余裕があれば少し消費に回すこともできます。
なお、現価係数は、インフレによる「貨幣価値の目減り分」を知る場合にも活用できます。
現価係数の計算例
現価係数は、将来の金額(目標額)から現在の金額(元本)を割り出す係数となっており、現在の金額(元本)は、以下の算式から求めることができます。
現在の金額(元本)=将来の金額(目標額)×現価係数
<実際の計算例>
10年後に1,000万円が必要な場合、年利率1.0%での複利運用を前提とすると、今いくらあればよいか?
10,000,000円×0.9053=9,053,000円
現価係数の早見表(現価係数表)
現価係数表は、「必要元本計算表」とも呼ばれ、期間(縦軸)と金利(横軸)から構成されるマトリックス表となっています。