固定金利選択型住宅ローンとは?
固定金利選択型住宅ローンは、「固定金利特約型住宅ローン」とも呼ばれ、銀行等の金融機関が提供する、一定期間だけ金利を固定する特約を付けた住宅ローンをいいます。
「変動金利型」や「全期間固定金利型」と共に、住宅ローンの金利タイプの一つで、通常、金利を固定できる期間は、2年、3年、5年、7年、10年などから選べる所が多いです(固定金利期間中の変動金利への変更はできない)。
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固定金利選択型住宅ローンの固定期間終了後
固定金利選択型住宅ローンは、固定期間終了後に、適用金利も返済額も見直しが行われます。この際に、変動金利型住宅ローンのような返済の上限は特にないため、将来的な金利上昇によっては、固定金利期間終了後の返済額が大きく増加することもありえるので注意が必要です。
◎当初選択した固定期間が終了すると、再度、固定金利特約型か変動金利型かを選べる所と、変動金利型しか選べない所とがあり、金融機関によって取扱いが異なる。
◎金融機関によっては、キャンペーン金利を適用し、当初の固定期間の終了後も一定の金利優遇が受けられる仕組みを用意している所もある。
固定金利選択型住宅ローンの活用ポイント
固定金利選択型住宅ローンは、商品名に「固定」という表現が使われていますが、全期間の固定ではなく、2年、3年、5年、7年、10年など一定期間の固定金利のため、固定金利期間が短い場合には、当初の金利が低い一方で、将来的な金利変動リスク(金利上昇リスク)をかなり負っていることになります。
そのため、固定金利選択型住宅ローンを効果的に活用するには、選択した低金利の固定期間中に繰上返済を効果的に行って、元金をある程度減らしておくことです。そうすることによって、固定期間の終了後の返済リスク(返済負担)をある程度低減することができます。