住宅ローンの申込から実行までは?

マイホームの取得にあたって、住宅ローンは、金融機関に申込をすれば、すぐに借りられるというものではなく、実際に借入にあたっては、「審査」があり、それを通った場合にのみ借りられます。

一般に住宅ローンの申込をしてから資金を受け取るまでの期間は、金融機関や購入物件などによって変わってきます。そのため、住宅資金の借入を行う際には、その仕組みや手続きを十分に理解し、ミスのないよう計画的に対応することが必要です。

ここでは、住宅ローンの申込から実行までのフロー(流れ)について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

住宅ローンの申込について(申込~審査)

住宅ローンの申込から審査(融資可否)までのフローは、金融機関によって若干異なりますが、通常、以下のようになっています。また、フラット35については、検査機関による物件検査があり、適合証明書の交付が必要など、手続きは少し複雑になっています。

1.住宅ローンの検討と相談

最初にローンの仕組みや借入方法を理解し、借入先や借入内容を検討します(住宅ローンセミナーや無料相談会に参加するのも効果的)。

2.借入する金融機関を決定し、ローンを申し込む

借入希望の金融機関に申込書類の提出を行います(申込書、本人確認書類、所得証明書類、物件の資料、売買契約書・・・)。

3.金融機関での審査

金融機関で申込案件に対して、所定の審査が行われます(返済能力、担保評価、取引状況、信用情報照会、融資条件・・・)。

4.金融機関から審査結果の通知

審査が通って融資可(OK)であれば、ローンが借りられます。

住宅ローンの実行について(契約~実行)

住宅ローンの「契約」から「実行」までのフローは、金融機関によって若干異なりますが、通常、以下のようになっています。

5.ローン契約の締結

金融機関に出向き、契約書類等を提出します(金銭消費貸借契約書、抵当権設定契約書、登記済証/登記識別情報、印鑑証明書、委任状、保証委託契約書、団信申込書・・・)。

6.ローンの実行と抵当権の設定

ローンが実行され、指定口座に資金が入金されます(抵当権の設定は、金融機関から依頼された司法書士が行うのが一般的)。

7.ローンの返済開始

金銭消費貸借契約書で定められた方法で、毎月返済を行います(資金不足による延滞に注意)。

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