ローンを借りるということは?

日常生活の中で、マイホームを購入したり、自動車を購入したり、子どもの教育費を支払ったりする際に、家計では一時的に大きな金額を支出します。そのような時に、預貯金などの自己資金で賄えない場合、ローンを組むことがあります。

一般にローンを組む(ローンを借りる)と、家計のバランスシートに新たに「負債」を抱えることになり、同時に「返済」という義務が生じます。そのためローンを借りる際には、家計のバランスシートやキャッシュフローをよく把握した上で検討することが大切です。

ここでは、ローンの基本事項について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

ローンを借りる際に注意すること

ローンを借りると、家計には「返済」という義務が生じるため、以下のようなことに注意する必要があります。

・ライフプランをもとに、家計のバランスシートやキャッシュフローに注意する
・「いくら借りられるか」より、「いくら返せるか」に重点を置く
・現在の生活に影響を与えない範囲で、無理のないローンを組む
・諸費用がかかることに注意する(印紙税、保証料、融資手数料・・・)
・住宅ローンや教育ローンなどを借りる場合、団体信用生命保険(団信)があるかどうかを確認する

家計に身近な目的別ローン

目的別ローンとは、資金使途が特定の目的に限定されたローンをいい、以下は、家計で代表的なものです。

|住宅ローン

住宅ローンは、マイホーム(住宅)の購入、新築、増築、改築、および他の金融機関からの住宅ローンの借り換えなどの資金の融資が受けられる、個人向けのローンです。
 → フラット35、民間住宅ローン、財形住宅融資・・・

|教育ローン

教育ローンは、子どもの進学や修学などの際に活用できる、子どもの教育費を資金使途としたローンです。
 → 国の教育ローン、民間教育ローン、日本育英会奨学金・・・

|自動車ローン

自動車ローン(マイカーローン)は、自動車の購入などの際に活用できる、自動車に関する諸費用を資金使途としたローンです。
 → 銀行ローン、労金ローン、JAローン、ディーラーローン・・・

家計に身近なキャッシング

キャッシングとは、金融機関等から現金(キャッシュ)の借り入れをすることをいい、以下は、家計で代表的なものです。

|カードローン

カードローンは、資金使途が原則自由で、申込時に利用限度額を決め、いつでもATMやCDからカードで借り入れが可能となっています(振込融資も利用可)。また、借入限度や金利、返済期間などは、金融機関や個人の信用状況によって異なります。
 → 銀行、カード会社、信販会社、消費者金融会社・・・

|総合口座貸越

総合口座貸越(総合口座自動融資)は、総合口座普通預金の残高が不足した場合、定期預金などを担保に自動的に融資が実行されるものです。また、返済は随時OKとなっています。
 → 銀行、信金、信組、労金、JAバンク・・・

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